AAIIセンチメント調査更新、株式市場に危険信号?
AAIIセンチメント調査(2020/10/21)
AAIIはAmerican Association of Individual Investors(アメリカ個人投資家協会)という非営利団体の名前です。
AAIIセンチメント調査はそのAAIIが行っている調査で、毎週AAII会員の投資家に「6か月後に株は上がると思うか」を質問し、その調査結果をまとめています。
10/21にAAIIセンチメント調査結果が更新されました。
結果は強気35.7%(+1.0%)、中立31.2%(+1.8%)、弱気33.0%(-2.7%)でした。
HISTORICAL AVERAGE(歴史平均)と比べてほぼ同等、やや弱気という結果ですが、先週よりも少し強気の声が増えています。
株価は需給のバランスで決まります。
この調査の真髄は「強気と回答している人は既に株を買っている」「弱気と回答している人は既に株を売っている」割合が高いということであり、ポジショントークであることです。
そのためその逆張りをする、強気が多い時は株を売って、弱気が多い時は株を買うことで全体的な株価の波に乗れる可能性が高いです。
この一週間米国株式市場はややマイナスで推移しているなか、強気の立場が増えているというのは危ないサインです。
しかし、まだ歴史平均と比べると弱気優勢であることや、大統領選挙を控えていることを考えると、直ちに暴落するということは考えにくいですが、次週、次々週の調査結果に注目です。
アメリカ大統領選挙開票後はボラティリティが高まるかと思いますが、コロナショック第二波につながらないことを願います。
↓よければクリックをお願いします。