ときわの米国株資産運用

米国株成長株投資を中心としつつ日々の資産運用結果を報告していきます。ファンダメンタル、テクニカル分析もします。投資は自己責任でお願いします。

【銘柄分析】コストコホールセール(COST)の企業分析

コストコホールセール(COST)(COSTCO WHOLESALE)について

コストコホールセールアメリカ発で世界中に展開する会員制倉庫型小売販売店、スーパーマーケットです。

日本でも2020/10現在26店舗存在し、会費は年間5,000円で決して安くないですが、いずれも盛況のようです。

これまで日本に外資系スーパーマーケットはカルフールウォルマートなどが進出してきましたがいずれも生き残れず、そんな中で人気のコストコにはそれだけ魅力があると言えます。

今回はそんなコストコを分析します。

 

ファンダメンタル分析> 

ウェブサイト
電話番号
+1 425-313-8100
従業員数
156,000
代表者役職名
President, Chief Executive Officer, Director
代表者氏名
W. Craig Jelinek
業種
ディスカウント ストア
時価総額(百万ドル)
165,791.40
売上高(百万ドル)
166,761.00
企業価値(EV)(百万ドル)
161,204.40
当期純利益(百万ドル)
4,002.00
EBITDA(百万ドル)
7,752.00
事業概要
コストコ・ホールセールCostco Wholesale Corporation)は米国とプエルトリコ、カナダ、イギリス、メキシコ、日本、オーストラリア及びスペインにおいて、台湾と韓国における子会社を通じて、会員制倉庫の運営に従事する。
事業内容
同社は世界で715の倉庫を運営する。平均倉庫スペースは約144000平方フィートである。同社の倉庫は平均して7日間、週70時間稼働する。同社はドライフーズ・パッケージ食品・食料品を含む食品、スナック食品、キャンディー、アルコール飲料ノンアルコール飲料と清掃用品を含む雑貨、家電製品、エレクトロニクス、ヘルス&ビューティーエイド、ハードウェア、ガーデンとパティオを含むハードライン、肉、野菜、デリとベーカリーを含む新鮮な食糧、アパレルと小型家電を含むソフトライン、並びにガソリンスタンドと薬局を含む他のカテゴリーで製品を提供する。
決算概要
BRIEF: For the fiscal year ended 30 August 2020, Costco Wholesale Corporation revenues increased 9% to $166.76B. Net income before extraordinary items increased 13% to $4B. Revenues reflect United States operations segment increase of 9% to $122.14B, Other International operations segment increase of 13% to $22.19B, Comparable Store Sales (Growth- %),OI increase from 2 to 9%, Retail Sales increase of 9% to $163.22B.

損益計算書

(単位:百万ドル

2017/09 連
2018/09 連
2019/09 連
2020/08 連
同業種平均
発表日時
2017/10/05
2018/10/04
2019/10/03
2020/09/24
--
決算期 連・単
--
売上高
129,025.00
141,576.00
152,703.00
166,761.00
2,721.42
売上原価
111,882.00
123,152.00
132,886.00
144,831.00
1,864.24
13,032.00
13,944.00
15,080.00
15,792.00
751.13
営業利益
4,111.00
4,480.00
4,737.00
5,435.00
72.50
税引き前当期利益
4,039.00
4,442.00
4,765.00
5,367.00
48.79
当期利益
2,679.00
3,134.00
3,659.00
4,002.00
25.41
1,370.00
1,437.00
1,492.00
1,645.00
73.18
研究開発費
--
--
--
--
--
EPS
6.11
7.19
8.04
9.05
0.72
潜在株式調整後EPS
6.08
7.14
7.98
9.02
0.72
一株当り配当
1.85
9.07
2.36
2.65
0.70

貸借対照表

(単位:百万ドル

資産の部
2017/09 連
2018/09 連
2019/09 連
2020/08 連
同業種平均
4,546.00
6,055.00
8,384.00
12,277.00
426.77
短期投資
1,233.00
1,204.00
1,060.00
1,028.00
17.05
現金・短期投資
5,779.00
7,259.00
9,444.00
13,305.00
435.29
売上債権
1,432.00
1,669.00
1,535.00
1,550.00
40.13
9,834.00
11,040.00
11,395.00
12,242.00
178.35
その他流動資産
272.00
321.00
1,111.00
1,023.00
12.42
17,317.00
20,289.00
23,485.00
28,120.00
689.90
有形固定資産合計(純額)
18,161.00
19,681.00
20,890.00
25,187.00
452.25
無形固定資産
--
--
--
283.00
23.93
総資産
36,347.00
40,830.00
45,400.00
55,556.00
1,441.58
負債の部
         
短期有利子負債
86.00
97.00
1,725.00
126.00
20.71
流動負債合計
17,495.00
19,926.00
23,237.00
24,844.00
614.50
固定負債(長期借入負債)
6,573.00
6,877.00
5,519.00
8,171.00
142.21
負債合計(有利子負債+支払手形)
6,659.00
6,974.00
7,244.00
8,297.00
162.92
繰延法人税
--
--
543.00
--
2.96
少数株主持分
301.00
304.00
341.00
421.00
1.02
その他負債
1,200.00
924.00
517.00
3,836.00
85.25
負債及び少数株主持分の合計
25,569.00
28,031.00
30,157.00
37,272.00
845.93
資本の部
         
資本金
4.00
4.00
4.00
4.00
0.04
資本余剰金
5,800.00
6,107.00
6,417.00
6,698.00
1,376.70
利益剰余金
5,988.00
7,887.00
10,258.00
12,879.00
-253.54
純資産合計
10,778.00
12,799.00
15,243.00
18,284.00
595.64
負債及び資本合計
36,347.00
40,830.00
45,400.00
55,556.00
1,441.58
--
--
--
--
--
総資産経常利益率
7.37
7.68
8.06
7.20
1.76
24.86
24.49
24.00
21.89
4.27
発行済み普通株式合計
437.20
438.19
439.63
441.26
29.41
発行済み優先株式合計
--
--
--
--
--
従業員数
133,000.00
143,000.00
149,000.00
156,000.00
7,672.50

キャッシュ・フロー

(単位:百万ドル

2017/09 連
2018/09 連
2019/09 連
2020/08 連
同業種平均
営業CF
6,726.00
5,774.00
6,356.00
8,861.00
120.81
投資CF
-2,366.00
-2,947.00
-2,865.00
-3,891.00
-96.15
財務CF
-3,218.00
-1,281.00
-1,147.00
-1,147.00
-62.29
4,546.00
6,055.00
8,384.00
12,277.00
429.45

 

営業利益率が約3%と低いですが、小売業は販売原価が高いのでしょうがないです。販売管理費が売上の10%以下であり、対抗のウォルマートが20%程であることを考えると非常に優秀です。

また、増収増益を3年以上で達成中なのもGOODです。

 Y/Yの売上成長率は10%程と他業界の成長株と比べたら劣りますが、小売業界の中では非常に優秀な方です。

同業他社はウォルマートやホーム・デポ等の小売業ですが、それらと比べてもかなり健全な財務諸表と言えるかと思います。

成長著しいことで昔から有名な企業ですので時価総額もかなり大きくなっています。

 

 

テクニカル分析

 ■コストコホールセール(COST)日足チャート(短期)

f:id:ekeche:20201025002858p:plain

 ■コストコホールセール(COST)日足チャート(長期)

f:id:ekeche:20201025002922p:plain

 

 

短期的にはMACDデッドクロスに入っていますが、RSIは依然として60以上と高い水準ですので明確な下落トレンド入りには見えません。

中長期的には伸び続けている企業で、コロナショックの大底からも2倍に成長しているので怖いものなしに見えます。

 

 

<個人的な意見、まとめ>

ファンダメンタル的にもテクニカル的にも今の所欠点は見当たらず、常に買いどきな銘柄に思えます。

 

しかし、個人的な意見ですが、私はコストコには投資しません

というより小売業界への個別投資をしない方針にしています。

 

一言でいうと小売業は粗利益率が低いです。

要するに利益を出すのに事業拡大と販売管理費削減しか手がなく、販売管理費削減での利益はたかが知れているので、利益を生むには事業拡大しかない構造になっています。つまり、放っておいても利益を生むような構造にしにくいです。

唯一Amazonやメルカリ等のEC関係が、プラットフォームビジネスにすることで粗利益率を上げることに成功しています。しかしコストコは店舗を持ち、顧客に店を巡ってもらい珍しい商品がたくさんある楽しい体験をしてもらうことで他のスーパーマーケットから差別化することに成功しているので、粗利益率を高めることが難しい構造になっていると思っています。

コストコもECに乗り出してはいますが送料の兼ね合いで実店舗に訪れたほうが割安だったり、テーマパーク気分で店に来る楽しみができるのが強みであるところECだとそれを活かせない、というのもコストコの弱点かと思います。

 

またコストコには他にないような珍しい商品が置いてありテーマパーク気分で店内を巡れる、というのも特徴ではありますが、それには逆に言うと飽きさせない工夫を継続的にし続ける必要があるとも言えます。そうしないと飽きが来て会員をやめる人が増加してしまうというリスクを抱えていると思います。

実は私もコストコの会員で今年で2年目になります。月に一度買いだめをする習慣がついてはいますが、最初の頃よりもかなり飽きが来ています。※それでもロティサリーチキンとプライムビーフが安くて美味いのでなかなか辞めない気はしますが・・・

会費を払っているのでどうしてもたくさん買わなきゃという思考に陥りがちですが、顧客が飽きて一斉にそれに気づき出したときが怖いです。

 

もちろん分散投資の一種に小売業を含めることは大事ですが、それはS&P500ETF等を買うことで賄えると思っていますので、個別で小売業界株を買うことはよほどのことがない限りないです。

 

 

今後の見通しとしては、時価総額もかなり大きく革新的なブレイクスルーで更なる株価の飛躍は正直見込みにくいので、基本的には経済の成長に合わせてジワジワ伸びていくのではないか、というのが私の見込みです。

しかし小売業は参入障壁が低く、新興企業に地位を脅かされるリスク高いと見ています。コストコはこれからも成長し続けるためには顧客を手放さないように頑張り続けるしかないので、ずっと安泰と思って長期投資し続けるのは怖いかなと思います。

 

 

 

 

 

 

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