ときわの米国株資産運用

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米国株小型成長株分散投資を中心としつつ日々の資産運用結果を報告します。ファンダメンタル、テクニカル分析も交えて日々オススメ銘柄紹介等、役立つ情報をお伝えしていきます。投資は自己責任でお願いします。

【銘柄分析】ニオ(NIO)の企業分析

ニオ(NIO)について

 

ニオ(NIO)は2014年に創業し、2018年にニューヨーク証券取引所(NYSE)に上場した、中国のEV(電気自動車)メーカです。

中国では上海蔚来汽車という名前になります。

 

今日の日経新聞に以下のような記事が出ていました。 

www.nikkei.com

今後間違いなくガソリン車の数は縮小、EV車が増加する中、間違いなく今後需要が高まるEV市場において存在感を表しつつあるニオについて、今日は分析したいと思います。

 

ファンダメンタル分析> 

ウェブサイト
電話番号
+86 21-6908-3306
従業員数
7,442
代表者役職名
Chairman of the Board, Chief Executive Officer
代表者氏名
Bin Li
業種
自動車 & トラック製造
時価総額(百万ドル)
36,984.63
売上高(百万ドル)
1,170.64
企業価値(EV)(百万ドル)
38,034.86
当期純利益(百万ドル)
-1,707.45
EBITDA(百万ドル)
-1,496.79
事業概要
ニオ(Nio, Inc.)はスマート・コネクテッド電気自動車の設計、製造、販売する。
事業内容
同社は次世代技術と人工知能を統合した自動走行型電気自動車を製造する。同社は7人乗りの全アルミニウム合金車体のスポーツ用ユーティリティービークル(SUV)であるES8を製造する。ES8は4.4秒で時速0~100キロメートルで加速でき、355キロメートルまでのニューヨーロピアン・ドライブ・サイクルの走行範囲と一回の充電で最大500kmまでの最大範囲を提供する電子推進システムが装備される。同社はまた、Power Home、Power Swap、Power Mobile、Power Express serviceなどの車両充電ソリューションの提供に注力する。また、第三者保険会社による法定・第三者損害賠償責任保険や自動車損害保険、修理および日常的保守サービス、長年の修理および保守中の送迎車、路傍援助など、各種付加価値サービスをユーザーに提供する。
決算概要
BRIEF: For the six months ended 30 June 2020, Nio Inc - ADR revenues increased 62% to RMB5.09B. Net loss decreased 51% to RMB2.93B. Revenues reflect Vehicle sales increase of 61% to RMB4.74B, Other sales increase of 84% to RMB349.2M. Lower net loss reflects Research and decrease of 55% to RMB1.07B (expense), Selling, general and administrative decrease of 35% to RMB1.79B (expense), Other income/(loss), net increase from RMB21.3M to RMB68.9M (income).

損益計算書

(単位:百万CNY

2016/12 連
2017/12 連
2018/12 連
2019/12 連
同業種平均
発表日時
2018/08/31
2018/08/31
2019/03/06
2020/03/18
--
決算期 連・単
--
売上高
0.00
0.00
4,951.17
7,824.90
44,155.49
売上原価
--
--
5,207.05
9,023.73
41,744.23
1,098.92
2,221.79
5,092.03
4,994.42
4,402.43
営業利益
-2,602.54
-4,953.60
-9,595.61
-11,079.19
1,661.93
税引き前当期利益
-2,568.94
-5,013.27
-9,616.94
-11,287.76
1,762.27
当期利益
-2,536.32
-4,984.73
-9,660.57
-11,413.10
1,325.42
45.01
165.96
469.41
993.07
2,976.44
研究開発費
1,457.53
2,563.95
3,894.52
4,241.44
2,235.69
EPS
-3.43
-7.37
-22.74
-11.08
0.53
潜在株式調整後EPS
-3.43
-7.37
-22.74
-11.08
0.52
一株当り配当
--
--
--
--
0.96

貸借対照表

(単位:百万CNY

資産の部
2016/12 連
2017/12 連
2018/12 連
2019/12 連
同業種平均
581.30
7,505.95
3,133.85
862.84
6,995.45
短期投資
--
--
5,154.70
111.00
4,673.95
現金・短期投資
581.30
7,505.95
8,288.55
973.84
8,817.72
売上債権
182.87
506.00
2,002.14
2,819.96
13,821.75
0.00
89.46
1,465.24
889.53
4,386.24
その他流動資産
8.53
23.19
80.33
155.78
1,545.84
875.03
8,310.01
12,169.63
4,928.01
27,984.95
有形固定資産合計(純額)
833.00
1,911.01
4,853.16
7,685.79
22,498.40
無形固定資産
6.35
4.46
217.13
210.34
2,067.83
総資産
1,770.48
10,468.03
18,842.55
14,582.03
71,615.05
負債の部
         
短期有利子負債
--
--
2,068.85
1,248.39
14,785.63
流動負債合計
726.57
1,618.51
8,593.39
9,498.86
26,360.25
固定負債(長期借入負債)
37.50
642.40
1,168.01
7,243.59
19,307.82
負債合計(有利子負債+支払手形)
57.08
726.22
3,236.86
8,491.98
31,918.54
繰延法人税
--
--
--
--
2,352.10
少数株主持分
-11.58
11.31
1,313.30
1,477.87
1,935.79
その他負債
61.20
141.11
930.81
2,661.40
6,258.89
負債及び少数株主持分の合計
813.68
2,413.34
12,005.51
20,881.72
51,325.13
資本の部
         
資本金
0.05
0.06
1.81
1.83
136.14
資本余剰金
70.85
131.91
41,918.94
40,227.86
4,795.27
利益剰余金
-4,076.95
-11,711.95
-35,039.81
-46,326.32
18,251.37
純資産合計
956.80
8,054.70
6,837.04
-6,299.69
20,289.92
負債及び資本合計
1,770.48
10,468.03
18,842.55
14,582.03
71,615.05
--
--
--
--
--
総資産経常利益率
-143.26
-47.62
-51.27
-78.27
1.85
-265.08
-61.89
-141.30
181.17
6.53
発行済み普通株式合計
1,026.01
1,026.01
1,050.80
1,064.47
415.26
発行済み優先株式合計
--
--
--
--
1.22
従業員数
--
--
9,834.00
7,442.00
26,208.70

キャッシュ・フロー

(単位:百万CNY

2016/12 連
2017/12 連
2018/12 連
2019/12 連
同業種平均
営業CF
-2,201.56
-4,574.72
-7,911.77
-8,721.71
4,445.49
投資CF
117.84
-1,190.27
-7,940.84
3,382.07
-3,619.20
財務CF
2,292.70
12,867.33
11,603.09
3,094.95
-46.77
596.63
7,530.85
3,224.39
989.87
6,657.07

 

率直に言いますと、まだ全然本業で稼ぐフェーズに入っておらず、財務はあまり見る意味ないです。

2018年から本格的に車両販売を開始し、売上が出るようになっています。利益が出るのはまだまだ先の話ですね。

あと、かいつまんで気になる点を上げるとするならば、従業員数がなぜか減っているようです。一時的な減少だとは思いますが、売上を伸ばしていっている成長株にしては珍しいです。まあそんなに気にする必要はないと思いますが。

 

時価総額369億ドルは結構高いような気もしますが、テスラの時価総額はその10倍以上の3920億ドルです。テスラはこの1年で時価総額が10倍に膨れ上がり、トヨタも抜いてしまいました。NIOもテスラまでとは言いませんがまだまだ伸びしろはあると思います。

 

 

テクニカル分析

 ■ニオ(NIO)日足チャート

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コロナショック後から10倍近い伸びを見せています。

テクニカル的には度々デッドクロスに入る場合もありますが、RSIが50以上を保っており、コロナショック後からずっとトレンドは上向きです。

なかなかエントリーポイントは見つかりませんが、今からでもこの波に乗るのは遅くはないかもしれません。ただ、逃げ場所は常に意識しておくことは大事です。私はデッドクロス+RSI50切で1/3~1/2を売る予定です。その後上昇気流に乗り出したら再度買いを検討する予定です。

 

 

<個人的な意見、まとめ>

 

 

 中国EVメーカの中では今一番熱い銘柄で、世相的な追い風もあり、今後も注目していく必要がある銘柄だと思います。

EVメーカではテスラが今はいちばん有名ですが、中国への輸出規制など、テスラの中国進出は難航する可能性も高いです。その中でニオの中国での存在感はどんどん大きくなっていくことが予想されます。国からの支援も大きいですしね。

 

しかし、昨今は株価が急上昇していますが、昨年の今頃は以下のような記事が出るほど株価が低迷してました。

36kr.jp

 

今は好調ですが、上記のような状態に再度なる可能性もありますので、塩漬けにならないように逃げ場は作っておきたいです。

 

また、EVだけでなく自動運転や以下のような便利機能など、今までの車では考えられなかったこともやっており、チャレンジングで面白い取り組みもたくさんやっているそうですので、こういう企業から案外ブレイクスルーが起こるかもしれません。そういう期待を込めて長い目線で付き合って行きたい銘柄です。

 

 

 

 

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