ときわの米国株資産運用

ときわの米国株資産運用

米国株小型成長株分散投資を中心としつつ日々の資産運用結果を報告します。ファンダメンタル、テクニカル分析も交えて日々オススメ銘柄紹介等、役立つ情報をお伝えしていきます。投資は自己責任でお願いします。

【銘柄分析】ニウ(NIU)の企業分析

目次

 

ニウ・テクノロジーズ(Niu Technologies)とは?

ニウは電動バイクで都市交通の変革を目指す中国の企業です。名前がNIOと似ていて、中国のEV企業というところでも共通しておりちょっとややこしいですが、車で溢れかえる都市の交通を電動バイクが解決することを使命として電動バイクを製造、販売しています。日本でも販売しているようです。

www.xeam.jp

 

上記の電動バイク紹介サイトをご覧いただくとわかりますが、日本でよく見るスクーターと比べてかなり洗練されています。

液晶表示のインターフェースであったり、

f:id:ekeche:20201102031843p:plain

クラウド連携による車両情報の収集、分析やアップグレード、

f:id:ekeche:20201102031957p:plain

ブレーキには回生ブレーキを搭載して省エネルギー、航続距離の延長を実現等、今までの電動バイク、スクーターのイメージからはかなり進化したものになっています。

f:id:ekeche:20201102032118p:plain

 

2018年10月に上場し、最近株価が急上昇しているこちらの銘柄について分析していきたいと思います。

 

 

 

ファンダメンタル分析

ウェブサイト
電話番号
+86 10-6432-1899
従業員数
521
代表者役職名
--
代表者氏名
--
業種
自動車 & トラック製造
時価総額(百万ドル)
2,089.17
売上高(百万ドル)
309.25
企業価値(EV)(百万ドル)
1,964.33
当期純利益(百万ドル)
28.31
EBITDA(百万ドル)
28.20
事業概要
ニウ・テクノロジーズ(Niu Technologies)はスマートな都市モビリティソリューションのプロバイダである。
事業内容
同社はスマート電子スクーターの設計、製造、販売に従事する。同社の製品は、N、M、Uの3つのシリーズで構成され、各シリーズに複数のモデルまたは仕様がある。そのNIUアプリケーションはスマートな電子スクーターと同期し、クラウドシステムと通信する。同社は、ユーザがスマートな電子スクータに関するリアルタイムの情報をそのアプリケーションを通じて受信することを可能にする。
決算概要
BRIEF: For the six months ended 30 June 2020, NiuTechnologies - ADR revenues decreased 1% to RMB877.9M. Netincome decreased 52% to RMB30.5M. Revenues reflect adecrease in demand for the Company's products and servicesdue to unfavorable market conditions. Net income alsoreflects Research and development expenses increase of 38%to RMB41.6M (expense), Selling and marketing expenses -increase of 13% to RMB85.3M (expense).

損益計算書

(単位:百万CNY

2016/12 連
2017/12 連
2018/12 連
2019/12 連
同業種平均
発表日時
2018/10/15
2018/10/15
2019/03/18
2020/03/16
--
決算期 連・単
--
売上高
354.81
769.37
1,477.78
2,076.29
41,840.51
売上原価
367.59
714.67
1,279.16
1,589.74
41,755.14
178.51
154.26
424.26
237.72
4,169.14
営業利益
-226.46
-144.27
-317.45
156.88
1,577.85
税引き前当期利益
-232.72
-184.66
-349.03
198.30
1,673.61
当期利益
-232.72
-184.66
-349.03
190.08
1,259.16
4.49
9.05
16.81
29.91
2,977.00
研究開発費
32.39
39.18
91.81
66.22
2,236.33
EPS
-3.08
-2.44
-4.61
2.24
0.51
潜在株式調整後EPS
-3.08
-2.44
-4.61
2.19
0.50
一株当り配当
--
--
--
--
0.96

貸借対照表

(単位:百万CNY

資産の部
2016/12 連
2017/12 連
2018/12 連
2019/12 連
同業種平均
--
--
--
--
6,998.30
短期投資
50.09
85.19
147.69
484.84
4,674.32
現金・短期投資
141.21
197.18
716.75
764.79
8,356.26
売上債権
32.44
12.88
62.28
129.28
13,013.52
66.78
88.23
142.38
178.63
4,386.49
その他流動資産
0.54
105.60
182.37
226.95
1,546.33
260.44
407.69
1,119.74
1,311.29
26,438.14
有形固定資産合計(純額)
14.11
28.70
40.99
150.89
22,505.08
無形固定資産
1.97
1.28
7.72
7.78
2,065.29
総資産
388.54
503.63
1,185.25
1,510.84
67,884.62
負債の部
         
短期有利子負債
--
--
--
--
14,700.59
流動負債合計
341.84
578.50
597.00
693.51
24,901.20
固定負債(長期借入負債)
0.00
0.00
0.00
0.00
18,296.34
負債合計(有利子負債+支払手形)
216.26
319.79
179.98
217.39
30,248.29
繰延法人税
--
--
--
1.27
2,354.30
少数株主持分
--
--
--
--
1,936.85
その他負債
7.38
12.52
17.84
24.53
5,868.58
負債及び少数株主持分の合計
349.22
591.02
614.84
719.31
48,635.76
資本の部
         
資本金
0.04
0.04
0.10
0.10
143.21
資本余剰金
377.74
440.27
1,717.48
1,738.10
4,510.54
利益剰余金
-586.49
-771.16
-1,124.39
-934.30
17,307.53
純資産合計
39.31
-87.39
570.41
791.53
19,248.86
負債及び資本合計
388.54
503.63
1,185.25
1,510.84
67,884.62
--
--
--
--
--
総資産経常利益率
-59.90
-36.67
-29.45
12.58
1.85
-591.99
211.31
-61.19
24.01
6.54
発行済み普通株式合計
151.27
151.27
148.67
148.67
395.08
発行済み優先株式合計
--
--
--
--
1.23
従業員数
--
--
413.00
521.00
26,207.96

キャッシュ・フロー

(単位:百万CNY

2016/12 連
2017/12 連
2018/12 連
2019/12 連
同業種平均
営業CF
-123.05
80.06
8.57
178.68
4,213.44
投資CF
-59.95
-55.93
-103.59
-467.89
-3,444.49
財務CF
225.01
68.70
555.38
35.28
-30.19
91.12
281.89
748.32
501.60
6,309.27

楽天証券より抜粋

 

時価総額が20億ドル程度とまだ小さく、今後の伸びしろには期待できます。ちなみにNIOはこの20倍で400億ドル以上です。

売上高は2019年から2018年の伸びがちょっと物足りない気もしますが、成長株らしい前年比50%~100%あたりで推移しています。

以下はNIUの投資家向け情報ですが、堅調に販売台数を伸ばしています。

f:id:ekeche:20201102031200p:plain

https://ir.niu.com/static-files/a7e916bc-2c3f-4011-bb5b-f1b185844a11

 

成長銘柄でありながら直近では営業黒字を達成しています。良いことではありますが、長期的な伸びを考えると赤字を出してでも研究開発をどんどんやってほしいところです。研究開発費は少ないですが、投資CFは2019年に大きくマイナスになっている模様で、将来への投資は十分していると見做せるでしょうか。ここは判断が難しいです。

 

 

テクニカル分析

 ■ニウ(NIU)日足チャート

 

f:id:ekeche:20201102022912p:plain

 

昨今は市場全体が冷え込んでいるということもあり調整局面に入っています。MACDデッドクロス形成、RSIはまだ50以上のためまだ弱気入りはしていないです。短期的な売り判断は50を切ってから考えたいと思っています。

いずれにせよ、コロナショックの大底から5倍近く伸びていますので、まだまだ強いかと思います。売るにしても短期的な利益確定を一部やるのみで、基本は買いポジション維持を考えています。

 

 

 

 

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