ときわの米国株資産運用

ときわの米国株資産運用

米国株小型成長株分散投資を中心としつつ日々の資産運用結果を報告します。ファンダメンタル、テクニカル分析も交えて日々オススメ銘柄紹介等、役立つ情報をお伝えしていきます。投資は自己責任でお願いします。

【銘柄分析】グッドアールエックス(GDRX)の企業分析【ヘルスケア×ハイテク】

 

目次

グッドアールエックス(GDRX)とは?

GoodRXは2011年に設立し2020年9月にNASDAQに上場した、薬の価格を比較したり、データ情報を提供したり、製薬メーカ向けのサービスや遠隔医療サービスなど、薬や医療に関連するプラットフォームを提供する企業です。

 

具体的なビジネスの概況等は以下の方の記事にわかりやすくまとまっていましたので紹介させていただきます。

 

blog100wanen.com

papa-plus.com

 

 

チャートを見ていたら今が買いじゃないかと思いましたので、ファンダメンタル、テクニカルを見ていきたいと思います。

 

ファンダメンタル分析

  以下は楽天証券より抜粋です。

ウェブサイト
--
電話番号
--
従業員数
--
代表者役職名
--
代表者氏名
--
業種
インターネット サービス
時価総額(百万ドル)
15,189.78
売上高(百万ドル)
388.22
企業価値(EV)(百万ドル)
14,810.68
当期純利益(百万ドル)
66.05
EBITDA(百万ドル)
153.28
事業概要
グッドリックス・ホールディングス(GoodRx Holdings, Inc)は、処方箋の価格比較ツールを提供する会社である。
事業内容
各種ソースからの価格設定データを集約及び分析するGoodRxプラットフォームを提供する。プラットフォームは、遠隔医療サービス、HeyDoctorとGoodRx遠隔医療マーケットプレイス及びその他の医療関連コンテンツを通じて、薬剤節約プログラム、医療提供者相談、臨床検査へのアクセスを提供する。処方箋サービスは、処方箋の価格比較と交渉された価格を提供する。サブスクリプションサービスにより、消費者とその家族は、選択された薬局の選択された医薬品について、月額または年額のサブスクリプション料金でより低い処方価格にアクセスできる。製薬メーカーのソリューションは、製薬メーカーに広告と統合された消費者向けの手頃な価格のソリューションを提供する。
決算概要
BRIEF: For the nine months ended 30 September 2020, GoodrxHoldings Inc revenues increased 44% to $397.2M. Net incomedecreased 91% to $4.7M. Revenues reflect an increase indemand for the Company's products and services due tofavorable market conditions. Net income was offset byStock-based Compensati increase from $496K to $100.6M(expense), Sales and marketing - Balancing value increaseof 43% to $174.4M (expense).

損益計算書

(単位:百万ドル

2016/12 連
2017/12 連
2018/12 連
2019/12 連
同業種平均
発表日時
2020/08/10
2020/08/10
2020/08/10
2020/08/10
--
決算期 連・単
--
売上高
99.38
157.24
249.52
388.22
5,298.18
売上原価
1.23
3.08
6.04
14.02
2,458.86
64.54
83.26
112.54
191.66
1,278.35
営業利益
18.78
46.64
74.39
134.80
868.69
税引き前当期利益
15.10
39.70
52.35
82.98
1,054.55
当期利益
8.91
28.77
43.79
66.05
865.04
9.09
9.10
0.31
0.70
255.15
研究開発費
5.74
11.50
43.89
29.30
969.39
EPS
0.02
0.08
0.11
0.17
-0.64
潜在株式調整後EPS
0.02
0.08
0.11
0.17
-0.66
一株当り配当
0.00
0.00
0.00
0.00
0.32

貸借対照表

(単位:百万ドル

資産の部
2016/12 連
2017/12 連
2018/12 連
2019/12 連
同業種平均
--
--
--
--
1,959.49
短期投資
--
--
--
--
3,402.96
現金・短期投資
--
--
34.60
26.05
3,771.08
売上債権
--
--
35.02
48.13
1,028.04
--
--
--
--
177.66
その他流動資産
--
--
--
--
395.26
--
--
73.07
86.58
5,318.62
有形固定資産合計(純額)
--
--
0.99
34.18
1,815.25
無形固定資産
--
--
18.27
26.45
862.80
総資産
--
--
314.79
386.80
10,696.34
負債の部
         
短期有利子負債
--
--
5.43
7.03
207.17
流動負債合計
--
--
16.62
33.37
2,306.91
固定負債(長期借入負債)
--
--
716.81
663.89
1,154.37
負債合計(有利子負債+支払手形)
--
--
722.24
670.92
1,253.93
繰延法人税
--
--
3.46
--
393.92
少数株主持分
--
--
--
--
802.53
その他負債
--
--
3.33
40.10
781.77
負債及び少数株主持分の合計
--
--
740.21
737.37
4,626.10
資本の部
         
資本金
--
--
0.45
0.46
575.89
資本余剰金
--
--
--
8.79
3,260.88
利益剰余金
--
--
-1,162.88
-1,096.83
3,306.81
純資産合計
--
--
-425.42
-350.57
6,070.23
負債及び資本合計
--
--
314.79
386.80
10,696.34
--
--
--
--
--
総資産経常利益率
--
--
13.91
17.08
8.09
--
--
-10.29
-18.84
14.25
発行済み普通株式合計
--
--
383.22
383.22
286.36
発行済み優先株式合計
--
--
--
--
1.29
従業員数
--
--
--
--
4,775.74

キャッシュ・フロー

(単位:百万ドル

2016/12 連
2017/12 連
2018/12 連
2019/12 連
同業種平均
営業CF
--
--
45.25
83.29
1,559.94
投資CF
--
--
-3.46
-37.06
-991.71
財務CF
--
--
-24.73
-54.78
-51.25
--
--
34.60
26.05
2,028.79
 

 

上場したばかりですが黒字経営です。それも営業利益率20%以上を超えておりかなり健全です。その原動力となっているのは売上原価率の低さで、粗利益率は驚異の96%となっています。 

それに加えて年成長率も50%以上を記録しており、普通の成長銘柄とは毛色が違う感じがします。

時価総額は1.5兆円を超えておりそこそこ高いですが、この財務内容であれば納得の行く価格と思えます。

薬価比較ビジネスは日本では成り立たないと思いますが、アメリカでは薬局によってかなり価格が異なる場合が多くあり、そのような国民皆保険制度がない土壌では本ビジネスはポテンシャルが高いんでしょうね。

 

以下は2020/11/12に発行されている最新のQ3決算です。

https://investors.goodrx.com/static-files/6e0553ce-6096-4ec7-8f53-5a6c7f24533d

GDRX

コロナの影響でQ2で下がりはしましたが、それでもQ3では前年同期比38%と立て直しています。ロックダウンの影響で薬局に行くことも減るので仕方がないかと。 

 

 

テクニカル分析

 ■GDRX日足チャート

GDRX

金曜日に+9.58%と高騰しています。

MACDは1週間ほど前から上に突き抜けており、RSIは今回の高騰で50を超えました。明確な上昇トレンド入りと言えます。私はこの銘柄をまだポートフォリオに入れていないので、一旦ここで少額ですが買い持ちを始めたいと思います。MACD的にはちょっと手を出すのが遅かったかもしれませんがRSIが50を突破したのは金曜日なので、しっかりと上昇トレンドが発生した上で流れに乗るというルール上問題ありません。

12/11に上がった理由を調べてみましたが、これと言ったものは見つからず、代わりにネガティブ情報っぽい物がありました。12/11の英語の記事ですが、米国証券取引委員会(SEC)への提出書類に重要な事実の虚偽の陳述が含まれている可能性が有るということです。ネガティブニュースで株価が上がることもありますが・・・どうなんでしょう。

www.prnewswire.com

 

11/17に株価が30%ぐらい下がっていますが、これはどうやらアマゾンがオンライン処方を発表するという話が出たそうで、その煽りを受けたのが原因のようです。しかし、アマゾンとGoodRXのビジネスは実際は競合しないということで少し不安は解消され、今は33ドルを底に反転しています。アマゾンが車の販売を始めたら価格comの株価が下がった、みたいな感じのようです。こちらの記事に書いてありました。

www.fool.com

 

 

 ■GDRX空売り比率

GDRX

株価急騰を受けたからか、空売り比率が28%とかなり上がっています。空売り比率が高いと、株価が上がったときにショートスクイーズ、買い戻しが一気に起こる可能性があるため、更なる株価上昇の可能性を秘めてると言えます。これも買いに走るには良いサインと思います。

 

まとめ

私はこの銘柄をまだ持っていないので、月曜日の寄り付きで少額ですが買い持ちしていきたいと思います。

メインは薬価比較プラットフォームのようですが、Hey doctorというオンライン診療サービスの会社を買収したり、ヘルスケア領域で今後頭角を表していく可能性があります。ビジネス拡大における目の付け所にセンスを感じるので、今後の拡大を期待しています。

短期的には上昇トレンド入りしているため買いで、長期的にも好決算、黒字経営、高成長率という要素が買いであることを示していると思います。

 

くれぐれも投資は自己責任でお願いします。

 

 

 

 

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