仮想通貨の恐怖&強欲指数について
仮想通貨の恐怖&強欲指数について
市場の恐怖&強欲指数として、CNNのFear & Greed indexが有名ですが、ビットコインを始めとした仮想通貨全体に対しての恐怖&強欲指数が存在するようです。
見方はCNNのものと同じで50が中立で、50未満は恐怖、50より大きいと強欲とみなす指標となっております。今現在は27ということで結構恐怖が出てきています。
先週は11とかなり恐怖が出ていました。ビットコインが約3万ドルまで急降下していたので、市場はかなり恐怖を帯びていましたね。
これまでの推移も見ることができます。2018/2/1からの統計のようです。
こちらを見るとコロナショックのときなど、恐怖&強欲指数が10を下回ることも度々あるみたいですね。特にコロナショックのときはかなり長い間10台で推移していましたので、それからすると今回は回復が早いように見えます。再び仮想通貨市場全体が下落して指数も10前後で推移する可能性もあるかもしれません。
この指数の求め方ですが、細かい計算方法は謎ですが以下の要素を元に計算された値のようです。
■ボラティリティ(25%)
⇛ボラティリティの異常な上昇は市場が恐れていることを表している。
■市場の勢い/ボリューム(25%)
⇛買い注文が多い場合、市場は過度に貪欲/強気である。
■ソーシャルメディア(15%)
⇛reddit感情分析やTwitter分析、各コインのハッシュタグに関する投稿を収集してカウント。ソーシャルメディアでの関心が高いと、強欲な市場につながるといえる。
■優位性(10%)
⇛ビットコインは仮想通貨の中では比較的安全な方なので、ビットコインの優位性の上昇する局面ではアルトコインへの投資が控えられる。アルトコインへの関心が高まり優位性が上がると、市場は強欲とみなせる。
■トレンド(10%)
⇛さまざまなビットコイン関連の検索クエリのGoogleトレンドデータを取得する。Googleトレンドの検索結果で「ビットコイン」以外にも「ビットコイン+価格操作」、複数ワードをチェックすると状況に応じて市場の恐怖の度合いを計り知る事ができるため、その情報をインデックスとして使用。
CNNのFear & Greed indexと比べるとボラティリティ等は共通していますが、ソーシャルメディアやGoogleトレンドの結果等を盛り込んでいる部分が異なりますね。CNNの指数も完璧なものではないですし、あくまで参考情報として捉えるのが良さそうです。
今後の投資判断に使えるものかは微妙ですが、今回はこういう指標もあるよということで、紹介までとさせていただきます。
本日は以上です。
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