マイニングに適したおすすめのグラフィックボードは?(2021/6版)
※2021/8 以下の記事にて情報更新
マイニング目線でどのグラボ(GPU)が優秀か調べてみる
仮想通貨マイニングを効率よく実施するにはグラフィックボードが必要です。グラフィックボード(GPU)の性能によってマイニングで得られる利益が変わります。
今回はどのGPUがマイニング目線ではコスパが良いのか、投資費用回収にどれだけかかるかを一覧表にして整理していきたいと思います。
以下の記事にて整理していますが、その時点から新しいグラフィックボードが発売されたりフリマサイトでの落札価格が変動していますので、今日時点での情報をアップデートしたいと思います。
項目としては以下をピックアップしていきます。
・ハッシュレート(DaggerHashimoto)
仮想通貨をマイニングする速度を表す指標です。1秒間に何回計算を行えるかを表し、ハッシュレートが高いということは処理能力が高いということが言えます。仮想通貨ごとに計算のアルゴリズムが替わりますが、ここでは代表としてイーサリアムのアルゴリズム(DaggerHashimoto)のハッシュレートを見ていきます。
・参考価格
以下のサイトでGPUの参考価格をまとめていらっしゃいますので、こちらを参考にさせていただきます。
GPU(グラフィックボード)性能比較表【2021年最新版】 | PC自由帳
最近GPUの価格が高騰しているため上記価格に収まっていないGPUが多数存在しますのでご注意ください。
・TDP、電気代
GPUの性能が良いだけではマイニングに向いているかどうかを見極めることは出来ません。消費電力、電気代が小さければ小さいほど効率がよくなります。
・1日あたりの収入
どの仮想通貨を選ぶかによって1日あたりの収入は変わりますが、参考までにNicehashというマイニングプールで収益目安を見ることが出来ますので、これをまとめていきます。
NiceHash - Leading Cryptocurrency Platform for Mining and Trading
・グラボ費用回収日数
グラボの費用を回収するために要する日数を表します。ヤフオク平均落札価格÷1日あたり収入です。
・ワットパフォーマンス
1ワット当たりの収益になります。この値が高いと少ない電気代でマイニングが出来るため、収益が下がったときにでも赤字になりにくいです。
グラフィックボードとマイニング収益一覧
以下がグラボと収益の一覧となります。ビットコインの価格の上下で変わってきますが、あくまで2021/6/1時点での比較となります。
※2021/8 以下の記事にて情報更新
1日あたりの収入が全体的に先月比で3割ほど減少していますが、日々変動しているため参考として捉えてください。
ハッシュレートと収入が比例していないのは、Nicehashのサイトでコスト試算するとDaggerHashimoto以外のアルゴリズムが最適な場合があるためです。ハッシュレート列は性能目安としてご理解ください。
まとめ
上記の表から読み取れることとして以下が挙げられます。
・グラボの価格高等は依然として継続中だが、掘れ高減少に伴い少し価格が下がっているものもある。特にRTX3080等は大幅に相場が下がってきている。
・GTX1060は投資金額が安くて回収に要する日数も短いが、ワットパフォーマンスが悪いため掘れ高が下がると真っ先に採算が取れなくなるので注意。
今回はマイニングに適したGPUが何なのか、収益目線で見ていきました。どれも一長一短で割の良いGPUは相応に値上がりしているため一概にどれが良いとは言えませんが、参考になればと思います。
最近のビットコインの値下がりと共にマイニング収益も下がってきました。回収に要する日数も長くなってきており、今後更に収益が下がるとますます回収が遠くなってきますので、今のタイミングでマイニングを始めるのはかなりリスクが高いのではと思います。
上記表は私個人が調査した結果であり、この通りの収益が得られるとは限りません。マイニング収益は仮想通貨の価格にかなり連動するため、値下がり時は最悪電気代をペイできなくなったりする場合も考えられます。特に7月のイーサリアムのアップデート前後ではマイニング収益の大幅低下が懸念されています。くれぐれも投資は自己責任ということでご注意ください。
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