マイニング収益報告!電気代はペイできているのか?
マイニングの収益報告
構成
私は2021/2/20から仮想通貨のマイニングを始めました。始めたての頃はRTX3090 1台だけでしたが、フリマサイト等に常に目を光らせて安いものを着々と買い足していき今では合計3リグ6GPU体制でマイニングしています。
現在の構成はこんな感じです。
RTX3090 1台 115MH/s
RTX3080 1台 95MH/s
RTX3070 1台 58MH/s
RTX3060Ti 1台 60MH/s
RTX2060 2台 29MH/s 31MH/s
合計388MH/sになります。
リグ1(3070and2060)は普段使いのパソコンとしても使用しています。RTX2060のファンが結構うるさいので3070か3060Tiに置き換えようと思い、今いろんなサイトを物色中です。
リグ2,3はドスパラのガレリアでそれぞれ2,3月に購入したものになります。当時は両方20万円台でしたが、今の3090BTOは40万円以上に値上がりしているので、買ってて良かったとつくづく思っています。
上記が現在稼働中の構成ですが、結構フリマサイトに目を通していたので今に至るまでに色々と変更があり買ったり売ったりして少しだけ利益を出したりということもしていました。
今後は2060をアップグレードする可能性があるかもぐらいで、ファンが結構うるさかったり管理が面倒なのでリグの追加は予定していないです。ちょっと買いすぎかなと思っているのもあります。
収益
1日あたりどれぐらいの収益になっているかを報告します。
Nicehashは4時間に一度掘れ高がPayoutされる仕組みになっています。直近の6回分のPaymentを合計して24時間では2,472円の収益となっています。
この金額は仮想通貨の価格や取引量、他のマイナーの数等で日々大きく変動しますのであくまで現時点での収益になります。
ちなみにこれまでの通算の収益は265,578円、手数料がNicehashに5,312円引かれて260,265円のようです。
こちらの表示方法は以下の記事を参考にしてください。税金計算では必須です。
電気代
続いて電気代について見ていきます。リグの消費電力は以下のとおりです。
消費電力 | 消費電力量/日 | |
リグ1(3070 2060) | 260 W | 6.2 kWH |
リグ2(3080 3060Ti) | 400 W | 9.6 kWH |
リグ3(3090 2060) | 450 W | 10.8 kWH |
エアコン | 300 W | 7.2 kWH |
合計 | 1410 W | 33.8 kWH |
消費電力の測定には以下のワットモニタを使用しました。壁読みでの消費電力になります。
私の電気の契約内容ですが、関西電力のはぴeタイムRというプランになります。太陽光発電をしており日中は全て太陽光で賄えるため、日中の料金は高い代わりに夜は安いというプランになっています。
1日押しなべて大凡1kWhあたり23円ぐらいでしょうか。
消費電力量が1日あたり33.78kWHなので、電気代は1日あたり778円になります。
利益
1日あたり2,472円の収益で電気代は778円ということで、差し引き1,694円が1日あたりの利益になります。 1ヶ月あたりでは50,810円の利益ですね。
まとめ
上記をまとめると、2021/6/13時点のマイニング収益状況は以下になります。
構成:6GPU 388MH/s
収益:2,472円/日
電気代:778円/日
利益:1,694円/日
もちろん日々収益は刻々と変わるので皮算用です。電気代は外気温次第でエアコンの消費電力が変わりますが、そこまで大きく変動はしないと思います。
結構儲かってる?という感じもしますが、グラボの購入費用もありますし、いつまで利益が出せるか分からない状況ですので先行きは不透明です。収益の3割ほどが電気代で差っ引かれているのをどう捉えるかですが・・・
今後のマイニング事情
マイニングの先行きは不透明です。
仮想通貨の中にはイーサリアムネットワークを利用しているものが多くあり、ビットコインよりもイーサリアムの値動きのほうがマイニング報酬に直結してきています。
そのイーサリアムはPoW(プルーフ・オブ・ワーク)というシステムで取引の承認を行っておりますが、PoS(プルーフ・オブ・ステーク)というシステムにアップグレードされる予定です。coinpost.jp
PoWとPoSの違いを簡単に言うと、
・PoWは複雑な計算を行うことで取引の承認作業を行っておりこの作業がマイニングにあたる
・PoSは通貨の保有者が承認するためマイニング不要。たくさん持っている人が収益をもらえる
という違いがあります。
マイニングで電力を垂れ流している現状のシステムは良くないという声が大きいため、PoWからPoSへの以降が進むようです。PoSはPoSで流動性の低下や富の集中などの課題もあるため、万能というわけではありません。
PoSに移行となると当然マイニング報酬がなくなってしまうのでマイナーには大打撃ですが、他にもPoWの仮想通貨はあるのでいきなり0になるというわけではありません。ただ、電気代などもあるため7月以降黒字化できなくなる可能性もあります。マイニングを始めようと考えている方はこのリスクも頭に入れておく必要があります。
ちなみにRTX3080,3090等のハイエンドグラボはOctopusなど手を出せるアルゴリズムが多いため、ローエンドグラボよりは潰しが効く可能性はあります。
また、下記はイーサリアムのネットワークハッシュレートの推移のグラフです。単位はTH/sです。ネットワークハッシュレートは世界中のマイナーが稼働させている全ての計算力の合計で、これが上がるとマイニング報酬の分配の分母が上がるため、個々人に入る収益は下がってしまいます。
きれいな右肩上がりでどんどんネットワークハッシュレートが上がってきていましたが、最近は横ばいですね。この推移以上にイーサリアムの価格が上がったり取引量が上がったりすれば収益は下がらないですが、価格が横ばいなら収益は下がっていくことになります。新規参入者が増えるとどんどん分け前が下がっていきます。
ちなみに現在の1MH/sあたりの1日あたりの収益のグラフが以下となります。
概ね0.0625USD/DAY/MH/sなので、388MH/sの私は1日あたり24ドルの収益ということで上述の計算と殆ど合致します。
5月中旬にはかなり収益が上昇して今の5倍ぐらいになったときもありますが、今は低迷中ですね。
以上を踏まえて今後のマイニング事情をまとめると、今現在は利益を出せているが一寸先は闇状態でいつ赤字になってもおかしくないと思っています。もちろんそのような状態になったら再びグラボが市場にあふれて中古価格も大暴落することになると思います。2018年のビットコインバブル崩壊のときもそうでした。なので新規参入の方はくれぐれも自己責任でお願いします。
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