FOMC影響で金銀安、ドル高に!
FOMC影響で金銀安、ドル高に!
先日FOMCが開催されました。FOMCとはFederal Open Market Committee(連邦公開市場委員会)の略で、アメリカの金融政策を決定する会合のことを言います。FOMCは年に8回開催され、現在の景況判断と政策金利の上げ下げなどの方針が発表されます。その結果が市場の予想とは違った場合には、株式市場や為替レートが大きく変動することがあり、世界の金融マーケットにも大きな影響を及ぼします。
FOMC参加者は18人いて、その人達の利上げに関する意見をまとめたドットプロットというグラフがあります。
21年中の利上げを想定している人は0人ですが、22年中は7人、23年中は13人ということです。パウエル議長も「利上げに関する議論は極めて時期尚早」という発言をしており、利上げを示唆しつつも市場への影響を小さくしようしていることが垣間見えます。
今回のFOMCの影響もあり、金銀価格は大きく下落しました。
■金先物日足チャート
■銀先物日足チャート
どちらも直近の値動き的に下落トレンドに入っていたので、今回のFOMCが起爆剤となって一気に下がったような形です。
金とドルは歴史的に逆に動くことが多いですが今回もその例に沿っており、ドル指数(DXY)は跳ね上がっています。
■DXY日足チャート
こちらも金銀同様、今日以前からトレンド転換していたため、今回のFOMCが発端となって一気に価格が動いた形です。
金銀、ドルは大きく動きましたが、仮想通貨や株にはそこまで大きな影響はありませんでした。
■ビットコイン日足チャート
■S&P500ETF(SPY)日足チャート
さて、これらを踏まえて今後どうするかですが、「特に何もしない」という方向で行きたいと思っています。
まだコロナショックから1年ちょっとということで、失業率も6%あり、ここで株価が暴落して再度経済が混乱するようでは行けないのでFRBも対策を打ってくると思います。その一方インフレ率は高くなっているので、株、不動産、貴金属等の資産価値はまだまだ上がっていくと思っています。
そうは言ってもいつも心に逃げ場を作っておくことは大事なので、テクニカル的に危ないサインが出たら現金比率を上げるようにする戦法で行きたいと思います。
本日は以上です。
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