ときわの米国株資産運用

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米国株小型成長株分散投資を中心としつつ日々の資産運用結果を報告します。ファンダメンタル、テクニカル分析も交えて日々オススメ銘柄紹介等、役立つ情報をお伝えしていきます。投資は自己責任でお願いします。

マイニングに適したおすすめのグラフィックボードは?(2021/7版)

 

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※2021/8 以下の記事にて情報更新

american-stock.hatenablog.com

 

マイニング目線でどのグラボ(GPU)が優秀か調べてみる

仮想通貨マイニングを効率よく実施するにはグラフィックボードが必要です。グラフィックボード(GPU)の性能によってマイニングで得られる利益が変わります。

今回はどのGPUがマイニング目線ではコスパが良いのか、投資費用回収にどれだけかかるかを一覧表にして整理していきたいと思います。

以下の記事にて整理していますが、その時点から新しいグラフィックボードが発売されたりフリマサイトでの落札価格が変動していますので、今日時点での情報をアップデートしたいと思います。

american-stock.hatenablog.com


項目としては以下をピックアップしていきます。

・ハッシュレート(DaggerHashimoto)

仮想通貨をマイニングする速度を表す指標です。1秒間に何回計算を行えるかを表し、ハッシュレートが高いということは処理能力が高いということが言えます。仮想通貨ごとに計算のアルゴリズムが替わりますが、ここでは代表としてイーサリアムアルゴリズム(DaggerHashimoto)のハッシュレートを見ていきます。

 

・参考価格

以下のサイトでGPUの参考価格をまとめていらっしゃいますので、こちらを参考にさせていただきます。

GPU(グラフィックボード)性能比較表【2021年最新版】 | PC自由帳

最近GPUの価格が高騰しているため上記価格に収まっていないGPUが多数存在しますのでご注意ください。

 

TDP、電気代

GPUの性能が良いだけではマイニングに向いているかどうかを見極めることは出来ません。消費電力、電気代が小さければ小さいほど効率がよくなります。グラフィックボードによってTDPとマイニング時の消費電力に差がありますのであくまで参考としてください。

 

・1日あたりの収入

どの仮想通貨を選ぶかによって1日あたりの収入は変わりますが、参考までにNicehashというマイニングプールで収益目安を見ることが出来ますので、これをまとめていきます。

NiceHash - Leading Cryptocurrency Platform for Mining and Trading

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・グラボ費用回収日数

グラボの費用を回収するために要する日数を表します。ヤフオク平均落札価格÷1日あたり収入です。

 

・ワットパフォーマンス

1ワット当たりの収益になります。この値が高いと少ない電気代でマイニングが出来るため、収益が下がったときにでも赤字になりにくいです。

グラフィックボードとマイニング収益一覧

以下がグラボと収益の一覧となります。仮想通貨価格の上下で変わってきますが、あくまで2021/7/2時点での比較となります。

 

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※2021/8 以下の記事にて情報更新

american-stock.hatenablog.com

 



1日あたりの収入が先月比で7-8%ほど増加していますが、日々変動しているため参考として捉えてください。
ハッシュレートと収入が比例していないのは、Nicehashのサイトでコスト試算するとDaggerHashimoto以外のアルゴリズムが最適な場合があるためです。ハッシュレート列は性能目安としてご理解ください。  

まとめ

上記の表から読み取れることとして以下が挙げられます。

・全体的にグラボ価格は低下中。6月はマイニングによる収益が低調だったことが影響しているかも。

・6月はRTX3080Tiと3070Tiが新たに発売された。どちらもハッシュレート制限が入っており、イーサリアムのマイニングアルゴリズム(Daggerhashimoto)よりもOctopus等の別のアルゴリズムのほうが収益が大きい。

・RTX20系は比較的値下がり少ない。5万円台のグラボはゲーム用途で必要十分な性能をもっているためゲーム需要もあり値崩れが抑えられてるかもしれない。

 

その他にも、最近新たに発売されているRTX3080、RTX3070、RTX3060TiはLHR(Lite hash rate)版と呼ばれるものに変わってきており、ハッシュレートを抑えるような仕組みが入っていてマイニングで十分な性能を発揮できないものになっています。新たに購入を検討している方は注意してください。イーサリアムのマイニングアルゴリズム(Dagger hashimoto)を検知して効率を落とすようになっているため、Octopusなどの他のアルゴリズムのほうが掘れ高が大きいです。Nicehashだと最も収益が得られるアルゴリズムを自動で選択してくれます。

 

最近のビットコインの値下がりと共にマイニング収益も下がってきました。回収に要する日数も長くなってきており、今後更に収益が下がるとますます回収が遠くなってきますので、今のタイミングでマイニングを始めるのはかなりリスクが高いのではと思います。直近1年のマイニング収益の推移のグラフが以下となります。(1MH/s当たりの1日あたりの収益(ドル))

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最近は1MH/s当たり6円/日ぐらいで推移しており、私は400MH/sぐらいなのでだいたい1日2400円の収益、電気代がエアコン含め800円ぐらいです。ここから更に下がると結構厳しくなってきますね。

american-stock.hatenablog.com

 

上記表は私個人が調査した結果であり、この通りの収益が得られるとは限りません。マイニング収益は仮想通貨の価格にかなり連動するため、値下がり時は最悪電気代をペイできなくなったりする場合も考えられます。くれぐれも投資は自己責任ということでご注意ください。

  

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