ときわの米国株資産運用

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米国株小型成長株分散投資を中心としつつ日々の資産運用結果を報告します。ファンダメンタル、テクニカル分析も交えて日々オススメ銘柄紹介等、役立つ情報をお伝えしていきます。投資は自己責任でお願いします。

ビットコインは暴落しないと思う4つの理由!

 

ビットコインは暴落しないと思う4つの理由!

最近のビットコインのチャートを見るとかなり値動きが小さいです。先週は株価が乱高下していましたが、その間ビットコインは不気味な程に動じませんでした。

■BTC日足チャート

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4月にピークを付けてから3ヶ月経ち、今後どのように動いていくか全く予想ができないビットコインですが、私個人としては底堅いと思っていてここから暴落する確率は低いのではと思っています。今日はその理由を4つ紹介します。

 

①年末のビットコイン価格予想の分布

CNBCの記事で、年末のビットコイン価格をウォール街の投資家100名にアンケートを実施したという物がありました。結果としては以下の通りです。

  • 3万ドル以下(約333万円):44%
  • 4万ドル(約444万円):25%
  • 5万ドル(約555万円):25%
  • 6万ドル(約666万円):6%

半分近くの人が3万ドルを割る予想で、前回ピークの6万ドルを超える予想は6%しかいませんでした。このようなセンチメント指標はポジショントークであるため逆張りするほうが当たる確率が高いです。そういう意味では買い材料に思えます。

 

②週足のRSI

ビットコインの週足チャートを見ると、今回の暴落直前のピーク時にはRSIが93ぐらいまで上がっていました。2017年末の暴落も91ぐらいまで行っていましたが、大きく違うところとしてRSIが高止まりしている期間の長さがかなり異なります。前回の暴落では2016年中頃にRSIが急騰し、その後一旦下がりますが2016年末、2017/2、2017/6、2017/8、2017/10、2017/12とRSIが高止まりする状況が1年半も続いていました。

■BTC週足チャート

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それに対して今回のバブルは2020/11から2021/4までの間RSIが70を超えていたため、約半年ということで上昇の度合いが前回よりも緩やかです。実際の価格も2016/8からピークまでに約40倍、今回はコロナショックの底から約20倍ぐらいの上昇のため、前回よりもゆるいです。その分暴落のリスクは少ないのではと思います。

 

③仮想通貨の恐怖指数

次に仮想通貨の恐怖&強欲指数です。現在の値が20ということでかなりの恐怖が市場参加者の間に広がっている状況です。4月末に暴落を初めて以来、この指数は20前後を推移しており、最近続いているレンジ相場でも中々センチメントが回復しません。

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Crypto Fear & Greed Index - Bitcoin Sentiment - Alternative

 

こちらもセンチメント指標ですので逆張りするのが正解だと思います。市場が恐怖している状況は長期的に見れば買い場になると思います。コロナショック時の株価も市場は大混乱でしたが後々今の株価水準から見ると安かったと思えると思います。

 

新興国での利用促進

中米のエル・サルバドルという国ではビットコイン法定通貨として扱う法案が可決されました。

www.businessinsider.jp

エル・サルバドルは小さな国なのでそれ自体はあまり影響があることではないと思いますが、世界には自国通貨が全く信用ならないという国がたくさんあります。そのような国は対外債務が多かったり財政状況が悪くて、政府の利払いを解消させるために高い金利を設定している場合が多く、例えばアルゼンチンでは2021年の予想インフレ率が47.3%となっています。

アルゼンチン、21年インフレ率予想は47.3%へ上昇=中銀月次調査 | ロイター

そんな状況では例えば月に30万円の給料をもらったとしても翌年には貨幣価値が2/3に低減して20万円ぐらいの価値になってしまいますので、国民としてはなんとか価値を保存するために資産や外国通貨に変えたりするという動きが高まります。

そこで便利なのが暗号通貨です。新興国にいながら自国通貨をドルや円などに変えるのは方法が限られ手数料もかなり取られますが、暗号通貨であればコンピュータとネット環境さえあれば交換できますし、いつでも自国通貨に戻すことが可能です。

ということで例えば以下の記事のようにナイジェリアではビットコインの取引量が増加しているようで、政府が禁止令を出していますがそれでもインターネットが繋がるだけで利用できる仮想通貨の利用を止めることは難しいようです。

ビットコインのP2P取引が急増するナイジェリア──政府は禁止令(CoinDesk Japan) - Yahoo!ニュース

ナイジェリアや中国などは仮想通貨を規制する方向で動いていますが規制しきれないということもあり、今後はエル・サルバドルのように仮想通貨を法定通貨にしたり、容認する動きが増えていくのではないでしょうか。タンザニア政府も導入を検討しているようです。

タンザニア政府も暗号通貨の導入検討、ビットコインに追い風(Forbes JAPAN) - Yahoo!ニュース

 

このように仮想通貨界隈はファンダメンタルは全然良いのに対して、センチメントが弱い状況が続いています。確かに今は週足チャートを見るとテクニカル的に下落トレンドが継続していますが、市場には恐怖が蔓延しているので直ちに暴落する確率は低いのではと思っています。今の下落トレンドもこのレンジ相場が続けばあと2-3ヶ月ほどで終わりそうな状況ですので、そうなってくると価格は上向きになっていくのではと思います。

 

 

 

本日は以上です。

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