個別銘柄の週足、月足チャートを見て中長期トレンドを確認しよう!
週足チャートで中長期トレンド把握
私は普段は個別銘柄の日足チャートを見て短期のトレンドがどう動いているか確認していますが、たまに週足、月足チャートを見て中長期トレンドを把握する、ということをやっています。
今日はいくつかの銘柄に絞って中長期トレンドを見ていきます。
S&P500等の株式指数
S&P500、NASDAQ、ラッセル2000、日経平均の週足チャートを見てみます。
■SPX週足チャート
■NASDAQ週足チャート
■ラッセル2000
■日経平均週足チャート
どれもコロナショック後にMACDが上に突き抜けて、RSIも以降50を下回ることがなく、強気トレンドを維持しています。途中でMACDが少し横切ることもありましたがRSIは50以上を維持しています。
興味深い点として、ラッセル2000と日経平均のチャートがかなり相関性が高い、ということが上げられます。最近はアメリカ株、特にS&P500に上がるような大型の株は割高感が高く、米小型株、日本株のほうが割安感があるため、同様な形でマネーが流入しているのかもしれません。
いずれにせよ、現時点ではどの指数も引き続き堅調に推移することが予想されます。ただ、RSIは70を超えておりちょっと割高なので、ここから暴騰することは考えにくいです。
金、銀、プラチナ
■金週足チャート
金は今現在日足でも週足でも下落トレンドを形成しており、結構弱い状態です。銀も弱い値動きですが、まだRSIが50以上なので金ほど弱くはないです。
■銀週足チャート
貴金属がテクニカル上弱いと言っても、世界的な金融緩和でファンダメンタル上は有利になっていくことが長期的には予想されるので、貴金属への投資は継続的に行うべきと考えます。また、いずれくる株価暴落の局面でもヘッジとして働いてくれるはずですので、自身のポートフォリオの1~2割にこういったコモディティを入れることをおすすめします。
金銀は今は上記の通り買い時ではないと思いますが、プラチナは日足、週足ベースでもまだ上向きですので、今買うならプラチナが良いと思います。
■プラチナ週足チャート
フェイスブック(FB)
■フェイスブック週足チャート
フェイスブックは週足ベースで弱気トレンド入りしています。昨年末頃からMACDはデッドクロスを形成し、RSIも直近で50を切りましたので、中期的には下がる可能性が高まっています。
日足チャートを見て短期トレンドを見てみると、こちらも弱いです。
■フェイスブック日足チャート
ボリンジャーバンドの下限に追従するような形で下がってきています。今はSNS規制の話題であったりファンダメンタル的に弱くなっている要素が大きいと思いますので、しばらくは手を出さないほうが無難かと思います。
コカ・コーラ(KO)
■コカ・コーラ週足チャート
コカコーラも週足ベースで弱気入りしています。MACDがデッドクロス、RSIが50を下回るのを同時に達成しています。
日足ベースでも下がりトレンドです。
■コカ・コーラ日足チャート
下がっている要因はわかりませんが、アフターコロナに対しての失望感があるのかもしれません。
コカコーラは高配当銘柄で定番ですが、現時点での配当利回りは3.33%でそこまで高くなく、エネルギーや通信(AT&T等)等のほうが利回りは高くテクニカル的にも買いに思えるので、一旦コカコーラからは手を引いたほうが良いと思います。
ヘルスエクイティー(HQY)
ヘルスエクイティー(HQY)はヘルスケア×ITという位置づけの銘柄で、日足、週足、月足すべてで上向いてきています。
■HQY日足チャート
■HQY週足チャート
■HQY月足チャート
2018年末に最高値を付けてから、月足ベースでは下がりトレンドが続き、上値が押さえつけられている状態でしたが、ここに来てMACDがゴールデンクロスを形成しRSIも50を突破して、日足/週足/月足すべてで上昇トレンドを形成しています。
こちらの銘柄は高い年成長率もさることながら既に黒字でもあり長期的に期待できる銘柄だと思います。
ACMリサーチ(ACMR)
ACMRは金曜日で7%の下がりではありましたが、週足ベースでは上昇トレンド入りしたばかりです。
ここ数日かなり上昇していましたのでその反動もあって金曜日は下がったかと思いますが、この銘柄も高成長率×黒字経営で今後に期待できます。半導体業界でウェハの洗浄装置を販売していますが、半導体の歩留まり改善需要は今後も高まっていくことが予想されますので、独自の技術でニッチな需要を開拓していき高成長を維持して株価上昇することを望みます。
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