サンタクロースラリーというアノマリー
サンタクロースラリーというアノマリーは12/24の終値から年末にかけて株価が上がるというもので、過去50年間で8割ぐらいの的中率になっているみたいです。
今のシーズンは外国人投資家は休暇の時期です。そのため年末は取引高自体が少なく、また休暇中に大きく相場が変動した場合は対処が難しいので、事前にポジションを整理しておく動きが多く売り注文が少ないのと、また新年相場に期待が高まる時期で楽観的な反応で株高になりやすいようです。
しかしこのようなアノマリーは言われだすと解消される場合も多く、ここ10年では的中率が下がってきてもいます。あまり気にすることなく、日々の投資スタイルを崩さずに相場に望んだほうが良いと思います。ただ、新年にかけて取引のボリューム自体は下がるので、大きな騰落の可能性は低いんじゃないかなと思います。
AAIIセンチメント調査結果更新
AAIIはAmerican Association of Individual Investors(アメリカ個人投資家協会)という非営利団体の名前です。
AAIIセンチメント調査はそのAAIIが行っている調査で、毎週AAII会員の投資家に「6か月後に株は上がると思うか」を質問し、その調査結果をまとめています。 この調査は「強気と回答している人は既に株を買っている」「弱気と回答している人は既に株を売っている」割合が高く、ポジショントークである場合が多いです。そのためその逆張りをする、強気が多い時は株を売って、弱気が多い時は株を買うことで全体的な株価の波に乗れる可能性が高いです。
12/23にAAIIセンチメント調査結果が更新されました。
結果は強気43.6%(+0.1%)、中立34.4%(+4.2%)、弱気22.0%(-4.3%)でした。
先週と比べて弱気が減り、中立が増えた形です。相変わらず強気が高い水準にあるので、ある程度気をつけた取引を心がけたほうが良いかもしれません。
私の場合、全体相場的がどう動いても対処できるように、個別銘柄のテクニカル情報を一括で見ることを日課としてやっています。上昇トレンドが出たらポジションを厚くし、危ないシグナルが出たらポジションを薄くする。目視でやってはいますが極力機械的な取引を心がけて、投資に自分の感情を入れないように心がけており、皆さんにもその手法をおすすめします。
仮想通貨市場の動向
土日でも仮想通貨市場は盛況です。ビットコインは今日も最高値を更新し、現在1BTC=268万円ぐらいになっています。
■BTC日足チャート
テクニカル上はまだまだ上昇トレンド継続中です。個人的には過去のビットコインバブルと比べて市場の熱狂感がなくボリュームも少ないので、まだまだ伸びると思っています。
長期的な割高、割安感を図るには週足のRSIを見るのが良いですが、2011年からの週足のチャートを見てみると週足のRSIが90に迫っており割高感はあるため、ここからさらに上がるためには一旦落ち着く必要があるかもしれません。
※縦軸はLOGスケール
今まで大きな下落は2014年頭と2017年末にありましたが、その間にかなり価格が上がっています。今回の上昇も今後さらなる上昇の入り口であると良いんですが。
対してXRPは下落しています。
■XRP日足チャート
3日前に一時的に価格が高騰しましたが再び下がってきています。いわゆるデッド・キャット・バウンスという現象でしょうか。
テクニカル上は完全に下落トレンドを指し示していますので、手を出すのは危険かと思います。ボリンジャーバンドを下に割ったから買い、という判断は暴落時には通用しない事が多いため、ナンピン買いはおすすめできません。
SECからの訴訟というファンダメンタル上かなり強烈なマイナス要素が出てきたので、それが解消されてテクニカル上上向きになるまでは静観したいと思います。
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