昨日の市場動向
昨日のアメリカ市場は以下のような値動きでした。
再びNASDAQが3%近い下落となり、2021年初来の安値に近づいて来ました。
■QQQ日足チャート
2020/10から続く上昇相場も一旦調整という形です。
セクター的には引き続きエネルギー銘柄などのバリュー銘柄は強く、ハイテク株等には売りが集まっており、ローテーションが続いている様子です。
1ヶ月のセクターごとのパフォーマンスを見るとエネルギーが+15.64%、テクノロジーが-3.53%と明暗が別れていますね。
今日も相場トピックについて話していきます。
グロース銘柄下落の裏側に金利上昇の影
以下の記事でも取り上げましたが、国債金利が上昇すると特にグロース銘柄には下落の圧力がかかります。
昨日NASDAQが大きく下落しましたが、その裏で10年国債利回りは1.39%→1.49%まで上昇しています。
■米10年国債利回り 日足チャート
国債利回りはコロナショック以降上昇が続いていますが、これについてはある程度FRBが操作可能です。今はかなり株価が上がったので一旦調整しても問題ないという判断かもしれませんが、暴落に繋がりそうということであれば是正するような動きがあるかもしれません。本日の夜中にFRBのパウエル議長の発言がありますので、金利について発言があるかどうか注目です。
AAIIセンチメント調査更新、全体の相場観について
今週は強気が40.3%(-5.6%)、中立が34.3%(+4.1%)、弱気が25.3%(+1.5%)という結果で、強気が少し減りました。
AAIIセンチメント調査は毎週AAII会員の投資家に「6か月後に株は上がると思うか」を質問し、その調査結果をまとめています。 この調査は「強気と回答している人は既に株を買っている」「弱気と回答している人は既に株を売っている」割合が高く、ポジショントークである場合が多いです。そのためその逆張りをする、強気が多い時は株を売って、弱気が多い時は株を買うことで全体的な株価の波に乗れる可能性が高いです。
今週もハイテク株が大きく売られましたが、バリュー銘柄は比較的強いためまだ極端な悲観にはなってないのではと思います。
次に空売り比率を見ていきます。空売り比率が高いと空売りしている人が多く、相場が上がったときに買い戻しの圧力が発生しやすく更に上昇する可能性が高いということで買いシグナルと見なせます。空売り比率が低いときはその逆で売りシグナルとみなせますが、今現在は8.5%とやや低く、やや売りシグナル発生中といったところでしょうか。
ただ、現在下落しているハイテク株にフォーカスを当てて、ナスダック総合指数連動ETFのQQQの空売り比率を見ると、現在は9.49%と平均よりもそこそこ低くなっています。
■QQQ空売り比率
これらを見るにハイテクについてはまだ短期的な下落は続きそうな気がします。今はハイテク銘柄からバリュー銘柄にローテーションする動きが大きいですが、ハイテク銘柄の下落を発端に全体相場下落につながることは往々にしてあるので、全体相場にも悪影響を及ぼしそうです。
また、Fear&Greedは52と平均的です。
売りシグナルが出つつも市場心理的には中立ぐらいなので、まだまだ下りそうです。
本日は以上です。
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(2021/03/04 17:15時点)
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