時価総額が小さい小型成長株を紹介!通信、通信サービス企業編
本日は時価総額が低い、売上成長率高い成長株の中で、結構マイナーなんじゃないかと思う銘柄を紹介していきたいと思います。上場企業一覧を目視で一通り眺めていまして、今日は通信、通信サービス関連企業に絞って紹介してきたいと思います。
時価総額が低いということは、その企業の事業領域においてシェア拡大がうまくいって事業が軌道に乗り、株価が上がった場合の伸びしろが大きいということでもあります。例えばアマゾンの株も20年前から1000倍以上に膨れ上がっていますし、長い目線で夢を見るには良い投資対象だと思います。
長期分散投資の一つとして、少額だけ投資してみるのも良いんじゃないでしょうか。もしかしたら将来のアマゾンみたいな銘柄も含まれているかもしれませんよ。
くれぐれも投資は自己責任でお願いします。この紹介きっかけで買って損をしても当方は責任を負えません。
ソフトウェア編、ヘルスケア編、半導体編は以下です。
JOYY Inc 欢聚集团 (YY)
■時価総額:64.8億ドル
■PSR:1.65
■年成長率(直近):+62%
損益計算書 (単位:百万CNY)
2016/12 連
|
2017/12 連
|
2018/12 連
|
2019/12 連
|
同業種平均
|
|
---|---|---|---|---|---|
発表日時
|
2017/03/15
|
2018/03/06
|
2019/03/04
|
2020/03/16
|
--
|
決算期 連・単
|
連
|
連
|
連
|
連
|
--
|
売上高
|
8,204.05
|
11,594.79
|
15,763.56
|
25,576.20
|
5,302.72
|
売上原価
|
5,103.43
|
7,026.40
|
10,017.13
|
17,148.35
|
2,461.71
|
販売費一般管理費
|
869.71
|
1,235.92
|
2,032.54
|
5,220.81
|
1,279.36
|
営業利益
|
1,771.48
|
2,699.23
|
2,639.69
|
1,067.96
|
868.97
|
税引き前当期利益
|
1,783.81
|
2,891.18
|
2,534.47
|
4,208.11
|
1,055.19
|
当期利益
|
1,523.92
|
2,493.24
|
2,209.01
|
3,445.24
|
865.63
|
減価償却費
|
173.63
|
176.72
|
150.99
|
362.50
|
255.29
|
研究開発費
|
675.23
|
781.89
|
1,192.05
|
2,535.48
|
969.92
|
EPS
|
27.04
|
42.03
|
25.64
|
43.76
|
-552,889.66
|
潜在株式調整後EPS
|
25.06
|
40.99
|
25.38
|
43.18
|
-552,889.68
|
一株当り配当
|
--
|
--
|
--
|
--
|
0.32
|
■日足チャート
■週足チャート
■総評
JOYY Incは中国の企業でYY.comやBIGO LIVEといったライブストリーミングサービス企業を取りまとめる持ち株会社です。他にもLikeeやimoなど、様々なネットワークサービスを手掛けています。
特にYY.comはインターネットサイトのアクセス数ランキングをまとめているアレクサランキングで世界54位、中国18位とかなりのユーザを獲得しています。
チャートを見ると、短期的にはMACDが上に抜けそうな状況です。RSIはまだ40ほどと低いので、このまま上がっていったら上昇トレンドに入るので買いとみなしても良いかもしれません。
11月に株価がかなり上下していますが、以下のようなネガティブニュースが出ていたようです。
あまり影響は長引いていない様子ですが、中国ADRはいろんなリスクも含んでいるので投資する場合はその点念頭に入れておいたほうが良いと思います。
成長性の割にPSRは1.65、PERも12倍ほどと、かなり割安に思えます。時価総額もそこまで大きくないので、長期的に買いだと思います。
■おすすめ度
短期:★★★☆☆
長期:★★★★☆
Huami 華米科技 (HMI)
■時価総額:7.34億ドル
■PSR:0.82
■PER:8.64
■年成長率(直近):+59%
(単位:百万CNY)
2016/12 連
|
2017/12 連
|
2018/12 連
|
2019/12 連
|
同業種平均
|
|
---|---|---|---|---|---|
発表日時
|
2017/12/08
|
2018/03/27
|
2019/03/14
|
2020/03/13
|
--
|
決算期 連・単
|
連
|
連
|
連
|
連
|
--
|
売上高
|
1,556.48
|
2,048.90
|
3,645.34
|
5,812.26
|
877.49
|
売上原価
|
1,280.32
|
1,554.19
|
2,705.89
|
4,344.51
|
626.58
|
販売費一般管理費
|
130.47
|
158.91
|
310.51
|
430.44
|
191.74
|
営業利益
|
13.38
|
181.97
|
358.13
|
603.88
|
-78.40
|
税引き前当期利益
|
28.86
|
191.90
|
386.61
|
652.37
|
-72.92
|
当期利益
|
23.95
|
167.68
|
340.05
|
575.20
|
-82.00
|
減価償却費
|
2.40
|
3.54
|
5.77
|
9.41
|
19.20
|
研究開発費
|
132.30
|
153.83
|
263.22
|
430.82
|
134.97
|
EPS
|
-0.20
|
0.85
|
2.14
|
9.40
|
-0.17
|
潜在株式調整後EPS
|
-0.20
|
0.85
|
2.02
|
8.95
|
-0.19
|
一株当り配当
|
0.00
|
0.00
|
--
|
--
|
--
|
■日足チャート
■週足チャート
■総評
Huamiはスマートウォッチ、ウェアラブル機器の開発・販売を行う中国企業です。シャオミ(Xiaomi)の戦略的グループ企業でAmazfitやMi bandシリーズのブランドでスマートウォッチを開発、販売しているようです。
ちなみに日本代理店のサイトは以下です。
チャートを見ると短期的にはMACDは方向感が無い感じで、RSIは40前半とやや弱気トレンドを描いており、現時点では様子見がベターかと思います。長期的には売上成長率の割にPSR、PERが低く、買いだと思います。
■おすすめ度
短期:★★☆☆☆
長期:★★★★☆
Chindata Group チンデータ・グループ・ホールディングス (CD)
■時価総額:87.5億ドル
■PSR:66.9
■年成長率(直近):+766%
(単位:百万CNY)
2018/12 連
|
2019/12 連
|
--
|
--
|
同業種平均
|
|
---|---|---|---|---|---|
発表日時
|
2020/09/08
|
2020/09/08
|
--
|
--
|
--
|
決算期 連・単
|
連
|
連
|
--
|
--
|
--
|
売上高
|
98.48
|
853.01
|
--
|
--
|
3,075.66
|
売上原価
|
135.26
|
610.22
|
--
|
--
|
1,812.55
|
販売費一般管理費
|
63.07
|
280.33
|
--
|
--
|
749.44
|
営業利益
|
-121.45
|
-57.49
|
--
|
--
|
241.91
|
税引き前当期利益
|
-140.92
|
-171.44
|
--
|
--
|
223.79
|
当期利益
|
-138.16
|
-174.44
|
--
|
--
|
204.24
|
減価償却費
|
85.23
|
210.72
|
--
|
--
|
109.70
|
研究開発費
|
0.00
|
24.51
|
--
|
--
|
233.56
|
EPS
|
-0.38
|
-0.48
|
--
|
--
|
-0.08
|
潜在株式調整後EPS
|
-0.38
|
-0.48
|
--
|
--
|
-0.10
|
一株当り配当
|
--
|
--
|
--
|
--
|
1.03
|
■日足チャート
■総評
Chindata Group チンデータ・グループ・ホールディングスは中国のデータセンターに関するサービスを提供する企業です。
チャートを見ると直近で+18%と高騰しています。それに伴いMACDはゴールデンクロスを形成しています。RSIは70を突破し、ちょっと出遅れた感じはありますがまだまだ強気トレンド継続の可能性は高いのでまだ買いだと思います。PSRはかなり割高になっていますが、データセンター需要は今後も年平均成長率(CAGR)20%を予想されており、中国で頭角を現すこの企業はまだまだ買いだと思います。
■おすすめ度
短期:★★★★☆
長期:★★★★☆
最後に
今回通信関係の企業を3つ紹介しいずれも中国系企業となりましたが、米国だけでなく色んな国に投資することは分散の観点からも必須と思います。今までS&P500のパフォーマンスが優秀だったからといって今後もアメリカ株の天下が続く確証はありません。インドや中国、インドネシアなどにも積極的に分散していく必要があると考えます。
今回はいずれも米国ADRの銘柄ですが、昨今チャイナモバイル等が米国ADRの上場廃止となったりしていますので、現地の銘柄を購入するほうが良いかもしれません。
くれぐれも投資は自己責任でお願いします。
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