本日は時価総額が低い、売上成長率高い成長株の中で、結構マイナーなんじゃないかと思う銘柄を紹介していきたいと思います。上場企業一覧を目視で一通り眺めていまして、今日はソフトウェア企業に絞って紹介してきたいと思います。
時価総額が低いということは、その企業の事業領域においてシェア拡大がうまくいって事業が軌道に乗り、株価が上がった場合の伸びしろが大きいということでもあります。例えばアマゾンの株も20年前から1000倍以上に膨れ上がっていますし、長い目線で夢を見るには良い投資対象だと思います。
長期分散投資の一つとして、少額だけ投資してみるのも良いんじゃないでしょうか。もしかしたら将来のアマゾンみたいな銘柄も含まれているかもしれませんよ。
くれぐれも投資は自己責任でお願いします。この紹介きっかけで買って損をしても当方は責任を負えません。
選定基準は以下となります。
・小型 :時価総額50億ドル以下
・成長株:売上成長率年率100%前後以上
一部上記条件に入っていない銘柄も含まれていますが悪しからず。
- オーディオアイ(AEYE)
- ヨウダオ(DAO)(網易有道)
- ドウユ・インターナショナル・ホールディングス(DOYU)
- eXpワールド・ホールディングス (EXPI)
- GSXテックエデュ(GSX)
- ワンコネクト・フィナンシャル・テクノロジー(OCFT)
- ヴェライトン(VERI)
- 最後に
オーディオアイ(AEYE)
■時価総額:1.75億ドル
■PSR:16.3
■年成長率(直近):+90.2%
2016/12 連
|
2017/12 連
|
2018/12 連
|
2019/12 連
|
同業種平均
|
|
---|---|---|---|---|---|
発表日時
|
2017/03/30
|
2018/04/02
|
2019/03/27
|
2020/03/23
|
--
|
決算期 連・単
|
連
|
連
|
連
|
連
|
--
|
売上高
|
0.99
|
2.74
|
5.66
|
10.77
|
3,070.01
|
売上原価
|
1.23
|
1.38
|
2.63
|
4.38
|
1,880.82
|
販売費一般管理費
|
3.28
|
5.15
|
7.41
|
13.50
|
700.39
|
営業利益
|
-6.14
|
-4.53
|
-4.84
|
-7.82
|
238.01
|
税引き前当期利益
|
-9.58
|
-5.61
|
-5.02
|
-7.78
|
222.78
|
当期利益
|
-9.58
|
-5.61
|
-5.02
|
-7.78
|
203.48
|
減価償却費
|
0.00
|
0.01
|
0.03
|
0.07
|
109.54
|
研究開発費
|
0.34
|
0.18
|
0.19
|
0.70
|
233.41
|
EPS
|
-2.44
|
-1.21
|
-0.74
|
-0.97
|
-0.11
|
潜在株式調整後EPS
|
-2.44
|
-1.21
|
-0.74
|
-0.97
|
-0.13
|
一株当り配当
|
--
|
--
|
--
|
--
|
1.04
|
■日足チャート
■月足チャート
■総評
オーディオアイ(AEYE)は米国のソフトウエア企業です。企業や政府機関など、さまざまな分野向けにウェブアクセシビリティー向上のためのSaaS製品を開発しています。2013年にIPOしてそこからずっと低迷しているようですが、コロナショック後から徐々に復活してきています。ウェブ上にあまり情報がありませんでしたが、売上成長率はなかなかのものなので長期で少しだけ持つ分には良いと思います。
短期的には今はダウントレンド入りしているので買い場ではないでしょう。
■おすすめ度
短期:★☆☆☆☆
長期:★★★☆☆
ヨウダオ(DAO)(網易有道)
■時価総額:29.4億ドル
■PSR:14.8
■年成長率(直近):+78.2%
(単位:百万CNY)
2017/12 連
|
2018/12 連
|
2019/12 連
|
--
|
同業種平均
|
|
---|---|---|---|---|---|
発表日時
|
2019/10/15
|
2019/10/15
|
2020/02/26
|
--
|
--
|
決算期 連・単
|
連
|
連
|
連
|
--
|
--
|
売上高
|
455.75
|
731.60
|
1,304.88
|
--
|
1,802.15
|
売上原価
|
293.81
|
515.13
|
934.26
|
--
|
569.49
|
販売費一般管理費
|
158.89
|
251.58
|
696.17
|
--
|
522.58
|
営業利益
|
-130.04
|
-219.14
|
-600.92
|
--
|
412.76
|
税引き前当期利益
|
-158.77
|
-198.00
|
-599.02
|
--
|
392.49
|
当期利益
|
-133.58
|
-208.91
|
-601.50
|
--
|
324.99
|
減価償却費
|
3.33
|
6.40
|
10.58
|
--
|
95.47
|
研究開発費
|
133.09
|
184.02
|
275.37
|
--
|
314.25
|
EPS
|
-1.20
|
-2.14
|
-6.68
|
--
|
-0.18
|
潜在株式調整後EPS
|
-1.20
|
-2.14
|
-6.68
|
--
|
-0.19
|
一株当り配当
|
--
|
--
|
--
|
--
|
0.47
|
■日足チャート
■週足チャート
■総評
ヨウダオ(DAO)(網易有道)は、あらゆる年齢のユーザーに学習コンテンツ、アプリケーション、及びソリューションを提供するテクノロジーを開発・使用する中国の学習系企業です。2019年10月にIPOしてからコロナショック後の値上がりの恩恵を受け一時4倍まで上昇しましたが、そこから下落して今は落ち着いた値動きを見せている様子です。
本日+16%とかなりの上昇を見せており、短期的には弱いシグナルですが上昇トレンド入りしていると言えます。私は今日この銘柄を少しだけ購入してみました。ゆっくり見守っていきたいと思います。
■おすすめ度
短期:★★★★☆
長期:★★★★☆
ドウユ・インターナショナル・ホールディングス(DOYU)
■時価総額:45.2億ドル
■PSR:4.1
■年成長率(直近):+99.3%
(単位:百万CNY)
2016/12 連
|
2017/12 連
|
2018/12 連
|
2019/12 連
|
同業種平均
|
|
---|---|---|---|---|---|
発表日時
|
2019/04/22
|
2019/04/22
|
2019/04/22
|
2020/03/19
|
--
|
決算期 連・単
|
連
|
連
|
連
|
連
|
--
|
売上高
|
786.84
|
1,885.72
|
3,654.38
|
7,283.23
|
5,500.95
|
売上原価
|
1,155.08
|
1,890.37
|
3,503.36
|
6,087.07
|
2,560.21
|
販売費一般管理費
|
318.49
|
410.92
|
735.72
|
1,044.84
|
1,309.84
|
営業利益
|
-776.39
|
-618.39
|
-859.12
|
-131.67
|
923.71
|
税引き前当期利益
|
-780.64
|
-611.77
|
-869.07
|
36.59
|
1,118.35
|
当期利益
|
-782.89
|
-612.90
|
-876.28
|
39.75
|
922.21
|
減価償却費
|
6.82
|
23.17
|
27.00
|
32.81
|
267.33
|
研究開発費
|
93.45
|
212.11
|
329.33
|
383.89
|
993.50
|
EPS
|
-3.29
|
-1.89
|
-2.72
|
0.21
|
-0.68
|
潜在株式調整後EPS
|
-3.29
|
-1.89
|
-2.72
|
0.13
|
-0.70
|
一株当り配当
|
--
|
--
|
--
|
--
|
0.38
|
■日足チャート
■週足チャート
■総評
ドウユー・インターナショナル・ホールディングス(DOYU)は主に独自のライブストリーミングプラットフォームの運営を行う中国の会社です。同社はパソコンとモバイルアプリのプラットフォームで運営し、ユーザーに没入型のインタラクティブゲームやエンターテイメントライブストリーミングを提供しています。
PSRが4.1と低く、成長銘柄にしては割安に感じます。
短期的には下落トレンド入りしていますので買いに走るのはもうしばらく待ったほうが良いと思います。
■おすすめ度
短期:★☆☆☆☆
長期:★★★★☆
eXpワールド・ホールディングス (EXPI)
■時価総額:30.5億ドル
■PSR:3.11
■年成長率(直近):+95.9%
(単位:百万ドル)
2016/12 連
|
2017/12 連
|
2018/12 連
|
2019/12 連
|
同業種平均
|
|
---|---|---|---|---|---|
発表日時
|
2017/03/31
|
2018/04/17
|
2019/03/18
|
2020/03/12
|
--
|
決算期 連・単
|
連
|
連
|
連
|
連
|
--
|
売上高
|
53.56
|
156.10
|
500.15
|
979.94
|
3,672.12
|
売上原価
|
46.44
|
139.60
|
459.72
|
895.88
|
2,795.12
|
販売費一般管理費
|
14.49
|
38.53
|
62.82
|
92.83
|
968.46
|
営業利益
|
-7.37
|
-22.03
|
-22.38
|
-8.78
|
117.23
|
税引き前当期利益
|
-7.37
|
-22.03
|
-22.35
|
-9.06
|
97.98
|
当期利益
|
-7.38
|
-22.13
|
-22.43
|
-9.53
|
44.22
|
減価償却費
|
0.06
|
0.35
|
0.89
|
2.06
|
42.71
|
研究開発費
|
--
|
--
|
--
|
--
|
255.22
|
EPS
|
-0.14
|
-0.42
|
-0.39
|
-0.15
|
-1.29
|
潜在株式調整後EPS
|
-0.14
|
-0.42
|
-0.39
|
-0.15
|
-1.30
|
一株当り配当
|
0.00
|
--
|
--
|
--
|
0.67
|
■日足チャート
■月足チャート
■総評
eXpワールド・ホールディングス(eXp World Holdings, Inc.)は、クラウドベースの不動産仲介およびテクノロジープラットフォームの所有・運営を行う会社です。
直近では売上成長率が+95.9%ぐらいでしたがその前は+200%ぐらいで成長してきている会社です。こちらもPSR3.1と割安。
短期的にはそろそろゴールデンクロスを形成しそうで強気入りする可能性もありますが、今時点では方向感がない状態と言えるでしょう。
■おすすめ度
短期:★★★☆☆
長期:★★★☆☆
GSXテックエデュ(GSX)
■時価総額:168億ドル
■PSR:52.4
■年成長率(直近):+432%
(単位:百万CNY)
2017/12 連
|
2018/12 連
|
2019/12 連
|
--
|
同業種平均
|
|
---|---|---|---|---|---|
発表日時
|
2019/05/08
|
2019/05/08
|
2020/02/18
|
--
|
--
|
決算期 連・単
|
連
|
連
|
連
|
--
|
--
|
売上高
|
97.58
|
397.31
|
2,114.86
|
--
|
816.53
|
売上原価
|
25.02
|
142.75
|
535.91
|
--
|
467.87
|
販売費一般管理費
|
112.53
|
161.35
|
1,151.01
|
--
|
331.15
|
営業利益
|
-93.50
|
19.15
|
215.73
|
--
|
58.63
|
税引き前当期利益
|
-91.35
|
21.40
|
242.24
|
--
|
61.94
|
当期利益
|
-86.96
|
19.65
|
226.63
|
--
|
71.85
|
減価償却費
|
4.93
|
4.04
|
11.92
|
--
|
32.21
|
研究開発費
|
52.45
|
74.05
|
212.20
|
--
|
14.02
|
EPS
|
-0.54
|
-0.08
|
0.95
|
--
|
0.66
|
潜在株式調整後EPS
|
-0.54
|
-0.08
|
0.90
|
--
|
0.65
|
一株当り配当
|
--
|
--
|
--
|
--
|
1.10
|
■日足チャート
■週足チャート
■総評
GSXテックエデュ(GSX)はテクノロジー主導の教育サービスの提供を行う中国の会社です。オンライン放課後個別指導サービス等を行っています。時価総額的には今回の基準を超えていますが、驚異的な売上成長率(+432%)を誇っていて、PSRの高さ(52.4)からも投資家から期待されているのがわかります。割高感はありますが、成長し続けることが出来れば今後も株価を伸ばしていく可能性は大いにあります。
既に黒字化出来ていることも好感されていると思います。
■おすすめ度
短期:★★☆☆☆
長期:★★★☆☆
ワンコネクト・フィナンシャル・テクノロジー(OCFT)
■時価総額:80.6億ドル
■PSR:22.7
■年成長率(直近):+64.6%
(単位:百万CNY)
2017/12 連
|
2018/12 連
|
2019/12 連
|
--
|
同業種平均
|
|
---|---|---|---|---|---|
発表日時
|
2019/12/02
|
2019/12/02
|
2020/02/18
|
--
|
--
|
決算期 連・単
|
連
|
連
|
連
|
--
|
--
|
売上高
|
581.91
|
1,413.49
|
2,327.85
|
--
|
1,507.35
|
売上原価
|
482.54
|
1,024.86
|
1,560.99
|
--
|
896.05
|
販売費一般管理費
|
422.96
|
876.82
|
1,276.41
|
--
|
484.25
|
営業利益
|
-890.30
|
-1,114.37
|
-1,701.01
|
--
|
300.57
|
税引き前当期利益
|
-976.63
|
-1,163.82
|
-1,762.44
|
--
|
241.87
|
当期利益
|
-606.96
|
-1,195.71
|
-1,660.57
|
--
|
162.55
|
減価償却費
|
56.65
|
93.94
|
127.39
|
--
|
47.34
|
研究開発費
|
503.06
|
420.07
|
923.10
|
--
|
36.04
|
EPS
|
-1.66
|
-3.27
|
-4.54
|
--
|
0.26
|
潜在株式調整後EPS
|
-1.66
|
-3.27
|
-4.54
|
--
|
0.25
|
一株当り配当
|
0.00
|
0.00
|
0.00
|
--
|
1.18
|
■日足チャート
■月足チャート
■総評
ワンコネクト・フィナンシャル・テクノロジー(OCFT)は中国のソフトウェア企業で、金融機関向けにデジタルアプリケーションを提供しています。銀行、保険、資産管理などの分野で、AI、ビッグデータ分析、ブロックチェーンを活用したクラウドネイティブのフィンテックプラットフォームを展開し、収益やサービス品質の向上、リスク管理などを行っている模様。
短期的なトレンドはまだ明確ではないです。
■おすすめ度
短期:★★☆☆☆
長期:★★★☆☆
ヴェライトン(VERI)
■時価総額:3.42億ドル
■PSR:6.88
■年成長率(直近):+83.5%
(単位:百万ドル)
2016/12 連
|
2017/12 連
|
2018/12 連
|
2019/12 連
|
同業種平均
|
|
---|---|---|---|---|---|
発表日時
|
2017/04/28
|
2018/02/26
|
2019/02/21
|
2020/03/04
|
--
|
決算期 連・単
|
連
|
連
|
連
|
連
|
--
|
売上高
|
8.91
|
14.41
|
27.05
|
49.65
|
3,070.01
|
売上原価
|
1.58
|
1.07
|
6.48
|
17.29
|
1,880.82
|
販売費一般管理費
|
23.21
|
46.14
|
59.48
|
70.82
|
700.39
|
営業利益
|
-23.78
|
-56.89
|
-61.99
|
-64.07
|
238.01
|
税引き前当期利益
|
-26.97
|
-59.60
|
-61.08
|
-63.53
|
222.78
|
当期利益
|
-26.98
|
-59.60
|
-61.10
|
-62.08
|
203.48
|
減価償却費
|
0.03
|
0.05
|
0.73
|
1.09
|
109.54
|
研究開発費
|
7.90
|
13.97
|
21.02
|
22.78
|
233.41
|
EPS
|
-2.17
|
-6.20
|
-3.48
|
-2.85
|
-0.11
|
潜在株式調整後EPS
|
-2.17
|
-6.20
|
-3.48
|
-2.85
|
-0.13
|
一株当り配当
|
0.00
|
--
|
--
|
--
|
1.04
|
■日足チャート
■月足チャート
■総評
ヴェライトン(VERI)は米国のソフトウエア企業で、主にクラウド・ベースで、人工知能プラットフォームの開発・構築に従事しています。オーディオ、ビデオ、データベースをオープンなクラウドで集積・分析し、構造化されていないデータを体系化されたデータに変えるために、認識・予測・問題解決などのAI(人工知能)プロセスを使っています。
短期的にはちょっと前から強気トレンドが続いているようで、本日+9.38%と高騰しています。ボリンジャーバンドを突破しているので今買うのは危険ですが、長期的に見ると上場してすぐにかなり高騰していたようですが、そこからずっと低迷しており、最近復活してきているようです。上場来高値にはまだまだあるので、早めに仕込むのもありかもしれません。
■おすすめ度
短期:★★☆☆☆
長期:★★★★☆
最後に
気になる銘柄はありましたでしょうか?改めて見返すと中国企業が多いですね。数値だけで判断したので国は特に考慮していないですが、それだけ今は中国市場が活況であるということを表しているのだと思います。これらの銘柄は急上昇する可能性も秘めていますが同時に会社自体が頓挫して株が紙切れになる可能性もあるので、集中投資はせず、少額で分散することが大事だと思います。またしつこいようですが、くれぐれも投資は自己責任でお願いします。
↓よければクリックをお願いします。