イーハンホールディングス(EH)について
EHang(億航:イーハン)という中国のドローン関係の銘柄があります。「人が乗れるドローン」ということで移動、輸送、物流が革新的に変わるような未来を感じるテーマで一時期話題を呼びました。
株価もそれに答えており、2019/12にNASDAQに上場して以来上昇してきていましたが、ここに来て2/16に-62%、2/17に+68%と物凄い値動きがありました。
■EH日足チャート
原因は調査会社の「Wolfpack Research」がEHに関するレポートを公開し、その内容を要約すると、
「同社のオフィスはもぬけの殻だった」
「売上もフェイクの可能性がある」
「EH216(ドローン)は売っていなく、自動車を販売している」
「顧客との販売契約もウソ」
ということです。
wolfpackのレポートは以下となります。
これに対して、イーハンは反論をリリースしています。
「彼らの写真と撮影場所は意図的に誤解を招くもの」
「Wolfpackはショートセラー、今回の情報で空売りして儲けている」
正直真意はわかりませんが、本当に財務内容がウソだらけだった場合は最悪上場廃止まで見据える可能性があると思います。
ただ、レポートを公開している会社もかなり小規模で信頼性にかけると随所で言われています。
今回の一件で失望しすぎるのもまだ早いかと思いますが、株価がどう動いても落ち着いていられるぐらいの投資金額にしておくことが肝要だと思います。
ラッキンコーヒー上場廃止の本末
過去にはラッキンコーヒー等、時価総額1兆円超えでネクストスタバと言われていた中国銘柄も紙切れになってしまいましたし、中国銘柄にはそのようなリスクがあるということを重々承知しておきたいです。
EHに関しても、今回のニュースで完全に失望して全部売る、というところまでは行く必要はないかと思いますが、痛手とならないぐらいの投資金額に抑えておくことをオススメします。
今は一旦上がったので、ここで半分とか保有分の一部を売ってしまうのはアリだと思います。
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