ときわの米国株資産運用

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日銀のTOPIX買い方針は長期的なインパクト大!

 

日銀のTOPIX買い方針は長期的なインパクト大!

先週、日銀の金融政策決定会合にて買い付けるETFを今までは日経225連動のものだったところからTOPIX連動のものにするという方針を決定しました。これを踏まえて金曜日の相場は日経平均が-1.41%に対してTOPIXが+0.18%ということで、TOPIXへの買いが集まりました。

www.bloomberg.co.jp

■日経225日足チャート

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TOPIX日足チャート

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このニュース、個人的にはかなり大きいと思います。前々から日経225は株価平均の指標のため、ファーストリテイリングソフトバンクといった構成上位の個別銘柄の動向にかなり左右されるという問題がありました。今まで歴史的に使っていたということもありますが、時価総額加重平均のTOPIXのほうが市場動向を正確に表していてそちらを主流に捉えるべきという声は随所で聞かれていましたので、徐々にその方向に世相が動いていってることを表していると思います。

アメリカのダウ平均にも同様のことが言えますが、アメリカ市場は最近ダウ平均のポジションがだんだんと弱まってきている感じがあります。S&P500のほうがETFは充実しているし、米紙での扱いもS&P500が第一に扱われている感じです。

 

今回のニュースで今後長期的にTOPIXのほうが強くなっていくと予想されます。コロナショック後に日銀が日経平均連動ETFを買いまくっていましたので、この1年では日経平均が+79.88%、TOPIXが+56.81%と日経平均のほうがパフォーマンスがいいですが、この1ヶ月では日経平均が-1.21%、TOPIXが+3.81%とTOPIXのほうがパフォーマンスが良いです。

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長期的に見ても今は日経平均のほうが割高ですが、徐々に変化の幅が縮小して是正されていくような動きになる可能性が高いと思いますので、日経平均ETFを購入されている方はTOPIX連動のものに変えたほうが良いと思います。政策に売りなしで、大局的な流れには乗ったほうが良いと思います。

 

 

また、それぞれの構成上位銘柄を見てみると、かなり偏りがあることがわかります。日経平均ユニクロが11%を占めており、ユニクロ指数と揶揄されたりしているほどです。

■日経225構成上位銘柄

名称 ファンドの割合[%]
9983:JPファーストリテイリング 10.98
9984:JPソフトバンクグループ 7.21
8035:JP東京エレクトロン 5.08
6954:JPファナック 3.22
6367:JPダイキン工業 2.79
9433:JPKDDI 2.53
4063:JP信越化学工業 2.25
6857:JPアドバンテスト 2.22
2413:JPエムスリー 2.2
4543:JPテルモ 1.91

 

TOPIX構成上位銘柄

名称 ファンドの割合[%]
7203:JPトヨタ自動車 3.09
9984:JPソフトバンクグループ 2.74
6758:JPソニー 2.56
6861:JPキーエンス 1.83
8306:JP三菱UFJフィナンシャル・グループ 1.57
7974:JP任天堂 1.26
6098:JPリクルートホールディングス 1.26
4502:JP武田薬品工業 1.26
4063:JP信越化学工業 1.19

※引用元

1306 銘柄 - NEXT FUNDS TOPIX連動型上場投 投資信託(ファンド)情報 - Bloomberg Markets

1330 銘柄 - 上場インデックスファンド225 投資信託(ファンド)情報 - Bloomberg Markets

 

かといってユニクロを売るのかというとそれは焦りすぎかと思います。もちろんユニクロはファンダメンタル的にも素晴らしい企業なので決算が崩れたりと雲行きが怪しくならない限りは持ち続けていいと思います。

 

本日は以上です。

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