米国雇用統計発表(2021/5)、ハイパーグロース銘柄の急落について
米国雇用統計発表
先程、4月のアメリカ雇用統計が発表されました。結果は以下の通り。
予想よりも失業率の改善が図れていない、雇用者数変化も予想よりも大幅に少ない、ということで、予想よりも雇用の回復が遅くコロナの影響はまだまだ続いているようです。
これを受けてダウ平均先物は少し低下しましたが、本日市場が相手からは反転して前日比プラスで推移しています。
■ダウ平均先物1分足チャート
今市場が気にしているのは現在の金融緩和がいつまで続くか、というところなので、失業率が予想よりも戻っていないということは金融引き締めはまだ先になりそうということで株価に対してはプラス材料と捉える人が多いのではと思います。
ただ、アメリカのコロナの新規感染者数は着実に減ってきており、ワクチンの接種率も順調に上がってきているので、コロナは直に収束するのは間違いありません。FRBは元に戻るまで金融緩和の手を止めないとは言っていますが、裏を返せば収束したら引き締めるとも取れるため、いつかは今の上昇相場も終わりを告げることになると思います。
■アメリカ新規感染者数推移
ハイパーグロース銘柄の下落について
直近の相場ですが、ダウ平均、S&P500は最高値を目下更新中、NASDAQは上下していますが最高値圏で推移しており、概ね堅調に見えます。しかしその裏で小型成長株のハイパーグロース銘柄が低迷しています。
以下はS&P500とNASDAQのチャートです。
■S&P500 ETF日足チャート
次にラッセル2000のチャートです。こちらはハイパーグロース銘柄以外のバリュー銘柄も含んでいるため、そこまで下落はしておらず心配するようなチャートでもありません。
■ラッセル2000ETF日足チャート
次にARKKというETFのチャートを見てみます。こちらはテスラ、テラドック、スクエア、ショッピファイ等のハイパーグロース銘柄を組み入れているETFになります。
■ARKK日足チャート
直近高値は今年の2月の160ドルほどですが、現在値は110ドルほどということで2/3ぐらいまで下落しています。
次にICLNというETFのチャートを見てみます。こちらはクリーンエネルギー銘柄を中心に組み入れられているETFでハイパーグロース銘柄の割合が多いです。
■ICLN日足チャート
直近高値は年初の34ドルほどですが、現在値は22ドルほどということで、こちらもARKK同様2/3ぐらいまで下落しています。
これらを始めとして他のハイパーグロース銘柄についても同様で、どれも現在苦境に立たされています。私も昨年はハイパーグロース銘柄を積極的に購入していてある程度利益を出せていましたが、その含み益もかなり減ってきています。既に部分的に利確してはいますが、部分的に保有し続けているので今後も下がり続けてくれると辛いですね。
ハイパーグロース銘柄はコロナショックの恩恵を大いに受けたため、その反動で現在は割安感のあるバリュー銘柄に流れているものと思いますが、この流れはいつまで続くかわかりません。バリュー⇔グロースのサイクルは定期的にやってきますのでグロースのターンも再びやって来るとは思いますが、現時点ではグロースに積極投資するタイミングではなさそうです。
本日は以上です。
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(2021/05/08 1:50時点)
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