下落相場の中、市場の心理を確認する。
現在株価暴落中、市場の心理を確認
現在の株式市場は結構下落しており、特に水曜日にはNASDAQが-3%に迫るぐらいの暴落を見せました。特にハイテク株がやられていますが、今週はダウ平均等も下落しています。木金曜日は上昇して復調気配もありますが、今後どうなるか市場の心理を確認していきたいと思います。
AAIIセンチメント調査
AAIIセンチメント調査は毎週AAII会員の投資家に「6か月後に株は上がると思うか」を質問し、その調査結果をまとめています。 この調査は「強気と回答している人は既に株を買っている」「弱気と回答している人は既に株を売っている」割合が高く、ポジショントークである場合が多いです。そのためその逆張りをする、強気が多い時は株を売って、弱気が多い時は株を買うことで全体的な株価の波に乗れる可能性が高いです。
1ヶ月前の4/7には1年で最も強気が多く56.9%を記録しましたが、そこからは一転して強気の意見は減り弱気が増えてきています。確かに4/7に最高値をつけたのは今回の暴落の兆しだったかもしれません。そこから平均ぐらいまでセンチメントが低下したので、暴落がここからも続く可能性は低いのではという気がしています。ただ本当に暴落が起こるときは市場心理が最悪の状態で底を抜けていくため、一概には言えないです。
IG証券のS&P500センチメント
https://www.ig.com/jp/marketanalysis/ig-indices/us-spx-500
買いも売りも同じぐらいですが、やや売りポジションのほうが多いです。これも逆張りで考えたほうがよく、売りポジションが多いときはむしろ買いシグナルとみなせます。現在の暴落で逆に儲けようとする投資家が増えた場合、空売りするためには株を借りる必要があるので売れる量には限度があるため、みんな儲かるなんて都合の良いことは起きないです。
S&P500 ETF(SPY)の空売り比率
こちらを見ると今は平均よりも空売り比率が低いです。上のIG証券の結果と真逆ですが、母集団が異なるとこんなにも差が出ます。空売り比率が低いということは売る余地がまだあるとみなせるのでこれはまだ下落が続く可能性が残っていることを示していると思います。
Fear & Greed Index
Fear & Greed Index - Investor Sentiment - CNNMoney
Fear & Greed IndexはCNNが出しているマーケットの恐怖と強欲を表した指数で、50が中立で数値が高いほど強欲、低いほど恐怖を示しています。今は40と平均よりも低く、今回の下落を踏まえて市場は恐怖感を持っている事がわかります。株式市場は強欲に振れると下落の可能性が高く、恐怖の中で成長する性質を持つため、この指数も株式市場に対してプラスの材料とみなせます。
強気相場は、悲観の中に生まれ、懐疑の中に育ち、楽観の中で成熟し、幸福感の中で消えていく | トウシル 楽天証券の投資情報メディア
まとめ
以上をまとめると、SPYの空売り比率は低いのでそれ自体は売る余地があるとみなせますが、他の指標は買いを示しています。そのため週明けもまた下落にする可能性あるとは思いますが、コロナショックのような大きな暴落にはならず、じきに復調するのではと予想しています。
特に今はコロナショックが開けて株価が暴騰する中、市場に「バブルでは?」という懐疑心が芽生えているかと思います。そのような懐疑心の中で下落を警戒するからこそ暴落につながらず、むしろ株価は上がっていくと思っています。
本日は以上です。
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(2021/05/16 1:00時点)
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